ここ2~3年、「鍋」における変化といえば、「変わり鍋」が流行っていることだ。カレー鍋、トマト鍋、塩鍋。今年は餃子鍋が話題のようである。ブームが起こると、ついつい乗せられてしまうタイプの人って少なくない(←ぐうたら主婦がそうだ)。こういう乗せられやすい人のおかげで、居酒屋、スーパーの食品売り場、そして家電メーカーなど、関係者は潤う。この際、もっと潤ってもらいしましょうということで、今回は鍋料理に適した家電を探してみた(←餃子鍋が食べたかっただけではないか?)。

ただし、単にグリルなべを買っても面白くない。どうせ買うなら、焼き肉、たこ焼きもいっぺんにできるものがいい。このほうがごちゃごちゃした収納がすっきり解決、ありがたいのである。ついでに、さらなるわがままを言うなら、もう一つ流行の食べ物も加えたい。その流行とは「蒸し料理」である。油を使わないのでカロリーを抑えられるところが魅力で、最近スーパーに行くと、蒸し料理用のなべが店に並んでいてほしいと思っていたのである。

こうやって書くと、相変わらず、要求が多いなと自分でも思うが、さすが日本の電機メーカー。こんなぐうたら主婦のわがままをしっかりかなえてくれる商品が存在していたのだ。タイガーグリルなべ「CQA-S110」である。「なべ」と「焼き肉用のプレート」「たこ焼きプレート」、そして「蒸し台」。これらが一体になっているのである。もう、待ちきれない。さっそく餃子鍋をこしらえてみた。

ヘルシーさが手軽に手に入る

検索してみると、話題になっていることもあって、餃子鍋のレシピは次々と出てくる。そこでぐうたら家では、ガラとカツオだしをベースに選んだ。餃子はタネからこしらえるのは面倒なので市販の餃子を買うことに、そして野菜は水菜などあまりものを用意し、後はなべの電源をオンにして、材料を入れるだけ。なんとも、ラクである。鍋料理。せめてタレだけでも手を加えようと、豆板醤に醤油と酢を混ぜたものを作ってみた。ピリッとした感じと餃子との相性は抜群である。タレをつくるのが面倒という人は、普通の酢醤油だけでも十分美味しい。あるいは醤油にラー油を入れてもいいだろう。材料費は数百円。なんともお安い仕上がりだが、意外といい味が出ている。人気なのも納得である。

タイガーグリルなべ「CQA-S110」。話題の餃子鍋をつくってみた

餃子鍋はひとまず置いといて、翌日は焼き肉のプレートを試してみた。最近のプレートの流行りは波型である。でこぼこの形によって油が切れるようになっていて、ここでもヘルシー、低カロリーが実現できる。焼きあがった肉を箸でつかんで口に運ぶと、溝にたっぷり油がたまっているところが目に入る。いままでこれだけの油が体内に入っていたのかと思うと、なんとも気が重くなって食欲が減るのだが、これがまたダイエットに一役買っているわけで、ヘルシー度は◎だといえる。

波型の溝のおかげて油分カット

ただし、家族構成によっては、この焼き肉プレートでは小さいと感じるかもしれない。もともとグリルなべの焼き肉プレートである。大きさは鍋と同じくらい、形は丸型である。ぐうたら家の夕食は娘と私だけなので、女性二人で焼肉するのには、ちょうどいい大きさであるが、食べざかりの男の子がいる四人家族となると、おそらく小さく感じるに違いない。そのような家族構成の家はホットプレート専用のものをおすすめする。

野菜焼スペースがしっかり設けられている

たこ焼きのほうは、プレートにある穴の数は19個。こちらは4人家族でも間に合うのではないだろうか。あげ玉を入れるのが私と娘の好みの食べ方である。そういえば、あるスーパーにたこ焼き屋が入っていて、作り方を観察したことがある。そこの店では、たこ焼きが完成に近づいたら、上からサラダ油を振りかけていた。そうすることで、表面がよりパリッとするのである。ぐうたら家でも真似してみた。意外と、おいしいのである。焼きすぎて中まで硬くならないよう、それでいて、表面の油がパリッとなるように焼くには、どこで取り出すかタイミングが難しいのだが、それさえ間違わなければ、オイルをまぶしたほうがおいしさはアップするように私は感じた(カロリーもアップするけれど)。

ついつい使い過ぎてしまう

流行りの蒸し料理のほうはどうか。「蒸し台」を鍋にセットし、水を入れる。これだけで、蒸し野菜ができるのでこちらも簡単である。ももちろん美味しい。私は蒸し野菜をポン酢でいただくのが一番の好みである。青梗菜、かぼちゃ、カブにアスパラ。コツは葉のものは早く取り出して、しなしなになるのを防ぐことだ。中までやわらかくなったカブのおいしいこと。しかも低カロリーというおまけつきである。一口、二口食べていると、たくさんの恵みに感謝の気持ちがわき出てくるのであった。

低カロリーな温野菜が手軽に摂れる

このグリルなべはフタがガラスである。これまでぐうたら家で利用していた鍋は、本体だけでなく蓋も金属で出来ていたため、中が見えなかった。ガラスだと、湯気が出ているかどうかがわかりやすいので便利である。

鍋部分を外したところ

どの料理でも、このグリルなべには大満足させられる。美味しくできるのである。外食よりも安いし、なにより準備が手軽なのも魅力だ。そんなわけで、ついつい毎日連続して使ってしまった。すると娘から「最近はラクな料理ばかりしている。お皿に乗った料理が食べたい」と指摘の声があった。申し訳ない。でも、一度使い始めると、手放せないのである。来週は手の込んだ料理にするよと伝えておいた。

ツマミをスライドさせて温度を調節

ちなみに価格は19,950円。マイコミジャーナルの価格情報では、8,266~14,650円で発売されていた。私は近所の家電量販店で、11,800円で購入した。個別にIHコンロにホットプレート、たこ焼き器、蒸し器を買うことを考えたら断然お得である。少人数の家族の方には断然おすすめしたい。