n年前の今日、どんな出来事があったか覚えていますか?本コーナーでは、ちょっと懐かしいガジェット関連のトピックを振り返ってお届けします。最新情報の箸休めにでもご笑覧ください。

2015年9月3日、Googleの音楽配信サービス「Google Play Music」が日本でのサービスを開始しました。現在はすでにサービス終了しており、後継サービスの「YouTube Music」を提供中です。

2015年は国内勢の「AWA」「LINE MUSIC」の立ち上げに続いて「Apple Music」とGoogle Play Musicが相次いで上陸。音楽系に限らず、動画系では前日に「Netflix」も上陸しており、振り返ってみれば「サブスク元年」と呼ぶにふさわしい大きな変化のあった年でした。

続々と音楽系サブスクの選択肢が増えるなかで、当時のGoogle Play Musicの最大の特徴は音楽ロッカー機能にありました。サブスク配信されている曲だけを聴けるサービスではなく、自分の持っている音源をクラウドに保存・同期して聴けました。

当時はサブスク配信していないレーベルやアーティストも今よりずっと多かった分、ラインナップを補う機能としての必要性が大きかったことに加え、そもそもGoogle Play Musicの有料プランに加入していなくても、手持ち音源のクラウド同期だけなら5万曲まで無料で使えたことから、まだサブスク移行していないユーザーにとっても魅力的なものでした。

後継サービスのYouTube Musicにも同様の機能があるほか、競合サービスではApple Musicでも「ライブラリを同期」という機能で似た使い方ができます。