リビングの一角に置かれるBONECO「E2441」。その佇まいはオブジェのよう

アンティーク調の風合い、色合いと、BONECOの清潔な白の組み合わせ。不思議と違和感がない

肌を刺す冷気に包まれた部屋。隅に置かれた機械のスイッチをオンに。すると静かな動作音とともに、クールミストが流れ出す。乾燥しきった部屋に、カサカサした体に、潤いが与えられていくようだ。花のつぼみのような、卵に足が生えたかのような、ユニークなフォルムに、思わず頬ずりしたくなってしまう……。

寒い冬。一度使うと手放せなくなりそうなのが、スイス生まれの加湿器 BONECO「E2441」。2008年の「reddot design award」を受賞した高いデザイン性とインテリア性で、この冬注目を集める加湿器だ。一目見たら忘れられない個性を持つ形でありながら、リビングやダイニング、子ども部屋など、置かれる空間を選ばないのも特徴。フローリングやカーペットが敷かれた"洋"の空間はもちろん、畳などの"和"の空間などとも相性が良く、静かな存在感を放っている。

書斎で本を読んだり、勉強をしたりする際に、温かいコーヒーとBONECOは欠かせない

加湿の仕組みは、乾燥した空気をファンで取り込み、水分を含んだマットに通し、湿気を与えて放出するタイプ。水が自然に気化する原理で徐々に潤いを広げ、理想的といわれる湿度40~50%の状態を保つ。また、乾燥の度合いに応じて、必要な水分量を放出する気化式なので、湿りすぎで家具や壁を傷める心配がない。さらに、空気中のホコリやカビ、ウイルス、花粉などを取り込む空気浄化の機能も備えているので、冬だけでなく、花粉症に悩まされる春にも重宝しそうだ。

和のテイストの空間にもよく似合う

スイッチ部分。二段階調節が可能

毎日使うものだから、使い勝手も気になるところ。給水については、カバーを外さずに直接上部から給水できるので、重いタンクの持ち運びが不要。特に女性にはうれしい親切な工夫だ。本体中心の浮きが、水の量に応じて上下し水量がひと目でわかるので、水を入れすぎる心配もない。また、電気部分以外のパーツは、取り外して水洗いができるので、ホコリのたまりやすいファンの部分のお手入れも簡単だ。そして、一番気になる日々のランニングコストだが、24時間使用しても電気代は約6円(「強」セット時)。見た目だけでなく、電気製品としての大切な部分をしっかりと押さえてくれている。

花に水をやるような気軽さで給水を行えば、わずか約6円の電気代で、私たちにクリーンな潤いとデザインを与えてくれるBONECO「E2441」。この冬、一番近くで過ごしたいパートナーになるかも……。

意匠上のポイントにもなっている足の部分。あらゆる場所からコンセントを通せるので便利。給水は上部に見える穴から直接行える

上部のカバーを外したところ。写真左にある中央の"浮き"のパーツが、水量によって上下する

イルカッフェ

今回の撮影場所としてご協力いただいたのが、吉祥寺にあるカフェ「イルカッフェ」。まるで、自分の家のリビングで、親友の部屋でのんびりしているかのように、くつろげるカフェだ。ユーズドの家具、書棚やテーブルに置かれた本、壁に掛けられたアーティストの作品などが、スローな空気を作り出している。「イルカッフェ風親子丼スイートチリソース」や、「いろいろ豆とひき肉のカレー」などのランチメニューでお腹も満足。夜も23時までオープンしているのがうれしい。

住所 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-8-2 3F(東急百貨店裏手)
TEL 0422-20-1306
営業時間 12:00~23:00 L.O.22:30 ランチ12:00~17:00
定休日 なし