「M-1の賞金でIWCを」これから目指す芸人像
――いつか手に入れたい時計はありますか?
そうですね、IWCの現行モデルはいつか買いたいですね。最初に欲しい、と思った時計なので。いま愛用しているUSN BUSHIPSは自分のために買いましたが、今後、IWCを買う機会があるとすれば、将来家庭を持って子どもができたときに、その子に継ぐことも考えて買いたいと思います。
芸歴何年目の記念に大きな買い物をする、という人もいらっしゃいますね。ボクが何かの記念で時計を買うとしたら、それはM-1グランプリの賞金かなぁ、と思います。500万円をもらっても、使い道を決めていないと、気付いたら使っちゃっていると思うんです。それなら形にしたいし、「この時計はあのときに買ったんだよ」と言えると良いですよね。それがイチバン良い賞金の使い方かなぁ、と思います。
――この先、どんな時間を刻んでいきたいですか?
旅行が好きなので、いろんなところに行きたいですね。それこそアメリカに行きたいです。USN BUSHIPSを里帰りさせてあげたい(笑)。まだ海外のロケに行ったことがないので、そのあたりにも期待しています。
――最後に目指す芸人像について教えて下さい
事務所の先輩であるサンドウィッチマンさんもずっと全国ツアーをやられていて、ボクたちも5年前からやっているんですが、ここの軸足はずっと残していきたいと思っています。テレビ、ラジオ、そういう媒体に出る仕事も大事ですが、ネタで世の中に出てきたコンビなので、ネタをやらなくなったらいけないと思っていて。
全国ツアーを周っていると、土地によってネタのウケる箇所に違いがあることに気付けて面白いんですよ。あとは単純に、テレビの仕事もやりつつ全国ツアーをやっている、って格好良いじゃないですか(笑)。このあいだも、ぱーてぃーちゃんの信子に「全国ツアーやってるんでしょ?かっけぇ~」みたいに言われて(笑)。芸人なので、格好良くありたいという思いは常に根底にありますよね。
新しいネタを初めて舞台にかけるときは、まだ緊張しますね。これは芸人あるあるなんですが、自分たちが面白いと思って笑いながら作ったネタが、全然ウケないということがあるんです。作り手のエゴが強すぎて客席に伝わらないというケースです。ボクたちのネタは強めにつっこむ芸風なので、そこですべったらボクがダイレクトに喰らいます(笑)。それがイチバンしんどいですね。まぁ、あっけらかんな人間なので、ひと晩寝ちゃえば忘れられるんですが。
――たけるさんの誠実で実直な人柄がうかがえるインタビューになりました。本日はありがとうございました。
取材:葉山澪
構成/撮影: 近藤謙太郎








