Motorola Moto Zには、いわゆるヘッドホン、ヘッドセット端子がなく、USB Type-Cコネクタしかありません。ただし、背面にMoto Modsと呼ばれるアダプタを接続するための端子があります(後述)。

側面のボタン類は、液晶側から見て右側にまとめてあり、SIMトレーは、本体上部に配置されています。Moto Zは、デュアルSIMなのでSIMトレーには2枚のSIM(ナノSIM)を装着できますが、うち1枚分は、マイクロSDカードと排他で利用になります。もっとも本体に32ギガのストレージを内蔵しているため、マイクロSDカードの利用は必ずしも必要というわけではないため、困ることはあまりないかと思われます。

付属品など

Moto Zには、USB TypeCコネクタに接続するアダプタとステレオヘッドセットが付属しています。付属のACアダプタは、直接ケーブルが出ている、いわゆる「ピッグテール」タイプですが、別にUSB Type-C、フルサイズUSB Aプラグのケーブルが付属しています。このケーブルを使うことで、USB電源アダプタなどからの充電が可能になるほか、PCと接続してデータ転送や充電が行えます。

そのほか、背面に装着する化粧パネルが1枚、側面を保護するためのバンパーが入っていました。付属品は最近の機種にしては、結構付属品が「山盛り」という感じです。

海外メーカーのスマートフォンなのでやはりストラップ取り付けは考慮されていません。ですが、バンパーを使って、細い紐を付けることは可能でした。

Moto Zの特徴的な機能

Moto Zは、アンドロイドを搭載したスマートフォンで、同社のTANGO搭載スマートフォンPhab 2 Proなどに比べると、「標準的」ではあります。しかし、まったくの「没個性」かというとそうでもなく、他機種にない特徴も持っています。その点では、わりとバランスがとれているのではないかと思われます。

Moto Zの特徴的な機能として、センサーにより、ユーザーが画面を見ている間は画面がオフにならない、手を近づけると画面がオンになるといった機能があります(写真01)。なお、指紋センサーもあり、スリープ解除時のパターンやPIN入力を省略することができます。指紋センサーは本体正面、液晶の下部にあり、押しやすい位置です。スリープ解除とロック解除が同時にできるので、タッチするだけでよく、この点では使いやすいのですが、ホームボタンとして動作するわけではなく、操作中にすぐ上に表示されているホームアイコンと間違えて押してしまい、スリープにさせてしまうことがありました(写真02)。

写真01: Moto Zには、画面を見ているあいだはスリープしない機能や手を伸ばすとスリープが解除される機能が搭載されている

写真02: 指紋リーダーは、本体正面、液晶の下にあり、電源ボタンの代わりにMoto Zのオンオフが可能で便利なのだが、使っている最中に、ついホームボタンと間違えて押してしまうことがある

アンドロイドの場合、放置しておいても自動的にスリープにはいるし、電源ボタンで強制的にスリープさせることもできるので、ロックが解除されているときには、ホームボタンやスクロール機能などが利用できるとさらに便利なのですが……。

また、指紋センサーの反応速度は速く触れた瞬間にロックが解除されます。このため、ポケットから出し入れするときに、間違って触れてしまっても反応し、さわり方が不完全だとエラーになります。エラー自体は特に問題は引き起こさないのですが、エラーが連続して何回も起こると、セキュリティのためか、PINなど他の認証方法を使うことを強制されます。このため、出し入れするときに指紋センサーに触れないように気をつかう必要があって、ちょっとストレスを感じます。これまで、指紋センサー兼用の電源ボタンが背面にあるものと正面液晶下にあるものの両方を使いましたが、純粋に指紋センサーだとすると、スマートフォンでは、本体液晶下よりも背面のほうがベストな位置という気がします。

もう1つの特徴は、背面にMoto Modsとと呼ばれる拡張アダプタを背面に装着してズーム付きカメラやプロジェクタにすることができる点です。本体背面には、そのためのコネクタ(写真03)があり、付属のバックパネルは、Moto Modsを接続しないときにここを保護する役目もあるのだと思われます。

写真03: 本体背面、下部には、Moto Mods用のコネクタが装備されている

こちらについては次回解説しますが、取り付け、取り外しも自由にでき、装着すれば、本体がMoto Modsを認識して特に接続操作などは不要です。最近では、スマートフォンもさまざまな機能が組み込まれ、複雑になっていき、反面、重量の増加や消費電力の問題などが出ています。もちろん、どんな機能も本体組み込みになることで利便性は高くなりますが、そのために失うものもあるわけです。用途に応じてアダプタを装着するというのは1つの解決方法かもしれません。

そういうわけで次回は、Moto Modsをお借りしてレポートしたいと思います。