Valveは5月5日(米国時間)、新型ゲームパッド「Steam Controller」と、付属の充電・通信(2.4GHz)用ドングル「Steam Controller Puck」のCADファイルを公開した。第2世代となるSteam Controllerは5月4日に発売されたばかりで、今回のCAD公開はユーザーやアクセサリーメーカーがカスタムパーツや周辺アクセサリを設計しやすくする狙いがある。
公開されたのは、STP形式・STL形式の3Dモデルと、Steam ControllerとPuckそれぞれの主要寸法、重要な特性や設計上避けるべき留意事項を記したエンジニアリング図面である。ファイル一式はGitLab上で配布されている。
採用されたライセンスは「CC BY-NC-SA 4.0 International」(表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際)である。利用は非営利目的に限られ、改変したものを公開する場合は、原作者のクレジットを表示したうえで、元の作品と同じ「CC BY-NC-SA 4.0」または互換ライセンスで配布する必要がある。商用販売を行う場合は、Valveから別途ライセンスを取得しなければならない。Valveは公開データについて、「Steam ControllerとPuckをハック・改造したり、アクセサリを設計したい人々に向けたもの」と説明している。
新しいSteam Controllerは、2025年11月に据え置き型ゲーム機「Steam Machine」、VRヘッドセット「Steam Frame」とともに発表され、大きな話題を呼んだ。初代Steam Controllerと同じく、ゲームパッド向けに設計されたゲームだけでなく、キーボードとマウス操作を前提とするPCゲームもリビング環境などで遊びやすくすることを目指している。新モデルはSteam Deckの操作系をワイヤレスコントローラに落とし込んだ仕様で、サムスティック、ボタン、バンパー、トリガーに加え、トラックパッドやジャイロ操作にも対応する。Steamが動作するPCのほか、Steam Deck、Steam Machine、Steam Frameなどで利用できる。
Puckは、コントローラの充電とPCへの接続に用いるアクセサリである。今回のCAD公開により、充電スタンド、机や壁に取り付けるホルダーなど、3Dプリントを活用した周辺アクセサリの開発が容易になる。


