日本最大のカメラの祭典「CP+2026」が、今年もパシフィコ横浜で行われました。
CP+といえば、大手メーカーの最新ミラーレスカメラや明るい高級レンズが見ものとなっていますが、会場を見渡すと個性派のデジカメも数多く展示されていました。ここではそんな“おもしろトイデジカメ”を紹介しましょう。
フィルムカメラのシャッターに合わせて撮れるデジカメ
例年ユニークなカメラを披露しているPDWのブースでは、ESCURAブランドの新作が並んでいました。
「LIGAR」は、一見よくあるトイデジカメに見えます。しかし、ホットシューのシンクロ信号でシャッターが切れるという珍しい機能を搭載しています。価格と発売時期は未定となっています。
使用例としては、フィルムカメラのホットシューに付けておくことで、すぐには見られないフィルムカメラに「プレビュー機能」を設けられるというもの。もちろん、デジカメに付けても同じショットをトイカメラでも撮れる楽しみもあります。
こちらはフィルムのパトローネに見えますが、れっきとしたデジカメ「SnapRoll」です。フィルムを引き出したような部分がモニターになっています。価格は7,700円ほど。
キーホルダーとしても使えるチェーン付きです。デザインは6種類に加えてシークレットもあるそう。どれが出るかわからないブラインド式です。
一眼レフ風コンデジが登場!
往年のカメラブランドとして知られるYASHICA。比較的低価格のデジタルカメラのほか、フィルムカメラも数多く展示していました。
4月末に発売される「YASHICA Tank」(価格未定)は、いわゆるコンデジ。ポップなカラーや軽量なボディで気軽に持ち運べそうです。
特徴は、モニターがチルト式になっていて、前も向くので自撮りが可能なこと。背面のボタンは十字キーやズームレバー(デジタルズーム)も搭載するなど、このクラスとしては充実しています。
ブースで目を引いたのは、一眼レフのようなデザインのレンズ一体型のデジカメです。3モデルあり、最上位の「FX-D S300」は2026年春に発売予定で、価格は未定。
巻き上げレバー風のパーツがあり、これを引き出すとYASHICAのフィルムの写りをシミュレーションするモードになります。1枚撮るごとに巻き上げレバーを動かさないと次が撮れないというギミック付きです。
下位モデルとして「FX-D 300」と「FX-D 100」もあります。いずれもEVFを省略しています。後者は画素数を落とした、シリーズのローエンドモデルとなっています。
今後リリース予定というのが、ハローキティデザインのビデオカメラ。ストラップもキティが描かれたオリジナルです。
大画面のクラカメ風トイデジはいかが?
プロ向け照明のPhottixブランドなどを扱っているSAEDAは、近年トイデジカメにも注力しています。今回は数々のカメラが展示され、賑わっていました。
まずポップな色使いで目に飛び込んだのが「B-Quest ND1」。コンパクトカメラのサイズですが、画像を確認できるモニターが非搭載で、PCなどに取り込むまで何が映っているのかわからないというのが特徴です。
画素数も100万画素と、現代ではかなり少ないのもポイントでしょう。フルサイズのSDカードに記録可能です。4月に5,000円を切る価格で登場予定です。
続いて、この手のカメラとしてはかなり大きな4インチモニターを搭載したコンデジ「B-Quest BQ1」を手に取りました。背面のほぼ全域がモニターになっており、かなり見やすい印象でした。4月に17,000円~18,000円で発売予定です。
デザインもクラシックな印象で味わいがあります。背面にインカメラもあるので自撮りも容易。またコールドシューがあり、LEDライトなどが付けられます。
SAEDAでは、Kodakブランドのカメラも取り扱いを増やしています。
今回の新製品として感熱紙プリンター内蔵カメラ「MEMO SHOT ERA MS100」が参考展示されていました。価格や発売時期は未定です。
レシートのような紙にプリントするカメラはすでにありますが、本機はそれがステッカータイプになっています。プリントは約25秒で完了。写真30枚分のカートリッジが付属しています。
ブラインド式のトイデジカメとしてヒットしているKodakの「CHARMERA」もSAEDAが取り扱いを開始したということで展示がありました。
かわいいデザインのカメラも続々登場
ユニファインのブースではHaninブランドのカメラが並んでいました。これまで同ブランドはラベルプリンターなどをリリースしていましたが、今後カメラを拡充していくとしています。
「M6」はおもちゃのようなデザインですが、プリントもできるインスタントカメラ。2026年上期に2万円程度で発売します。5種類のカラーフィルターを内蔵しているそうです。
同様に「M5」も2026年夏に発売するインスタントカメラ(価格未定)。こちらはさらにシンプルなデザインとなっていました。特徴的なのはポップアップするファインダーでしょうか。一層カメラらしい見た目に変身します。
そのほかHaninブランドでは、クラシックカメラ風のインスタントカメラやレコードプレーヤー型のプリンターといった製品もラインナップしていくとのことでした。
コンデジになるアクションカムが人気
アクションカムで有名なInsta360のブースでは、アクションカメラ「Ace Pro 2」をコンデジのように使えるアクセサリー「ストリート撮影グリップ Pro」が展示されていました。
アクションカメラ単体だと、シャッターボタンが硬すぎたり、ホールディングの悪さもあってなかなか写真撮影は苦労するもの。そんなときにこのグリップを付けるとホールディング性が改善され、シャッターボタンも押しやすくなります。
グリップにバッテリーも内蔵されていて、より長時間の撮影が可能になるほか、ダイヤルで露出補正などが簡単にできるようになっています。2025年末に登場し、17,800円で販売されています。
デジタル版の”写ルンです”!?
さまざまな撮影用品を揃えるケンコー・トキナーのブースには、いわゆる「レンズ付きフィルム」をデジカメで再現したというトイデジカメ「レトロデジ90」が登場。3月19日に8,000円強で発売となります。
デザインもレンズ付きフィルムそっくりで、なんと巻き上げダイヤルをを模したギミックも搭載。1枚撮るごとにダイヤルを巻き上げないと次が撮れません。懐かしい気持ちになる1台でした。
初登場の「ぬい撮りスタジオ」で筆者もパチリ!
今回のCP+では主催者の企画として「ぬい撮りスタジオ」が初めて登場しました。好きなぬいぐるみを撮影する「ぬい撮り」が存在感を高めており、より広く知ってもらおうと企画されたそうです。
カメラとも相性の良い押し活のジャンルということで、ぬい撮りスタジオのコーナーは大人気となっていました。
ぬい撮りスタジオはいくつかの小部屋に分かれており、自分が持ち込んだぬいぐるみを撮影できます。また撮影用のぬいぐるみもたくさん用意されていました。
この企画は、ぬいぐるみの製造や販売を手掛けるバンダイナムコヌイがサポートしており、同社の新作ぬいぐるみ「猫は液体ぬいぐるみ」の撮影ができるコーナーも設けられていました。













































































