カプコンから2月27日に発売された、ナンバリング第9作に相当するシリーズ最新作『バイオハザード レクイエム』。発売されるや否や解禁されたゲーム専門媒体のレビューは軒並み高評価、後を追うように聞かれたプレイヤーの評価も軒並み好評で、あまり関心がなかった筆者にも伝わってきたほどです。
「ああいうの好きな人は面白いゲームが遊べていいわね」とスルーを決め込もうとした矢先のこと、NVIDIAから「コードを提供できるので、弊社製品のパワーをぜひ最新タイトルでご体感ください」との案内が。えっ、筆者はゲームこそ好きですがホラーが全然無理。しかもゾンビみたいなゴア系もしっかり苦手でして、シリーズでは友人との協力プレイを楽しんだ『バイオハザード6』しか遊んだことがありません(クリス編が好き)。どんな機能がサポートされているかだけ見に行こうかな!
取材協力:NVIDIA
NVIDIA DLSS 4.5にも対応。カプコン内製ゲームエンジン「RE ENGINE」
『バイオハザード レクイエム』も最近のカプコン製ゲームの例に漏れず、内製ゲームエンジン「RE ENGINE」で開発されています。さらっと例に漏れずと表現しましたが何気にかなりすごいことで、IR向けサイトにも「今作のようなフォトリアルなタイトルから『モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~』のようなアニメ的表現まで対応可能です」とアピールされています。2017年リリースの『バイオハザード7 レジデント イービル』開発に際して作られたとのことで、新しいゲームエンジンだと思っていましたが、もうすぐ10周年。
いや怖い。レオンの手を借りるところまでなんとかたどり着く
今作はFBI分析官のグレース・アッシュクロフトと、過去作でもおなじみのレオン・S・ケネディのダブル主人公システム。連続変死事件を追う中でふたりの運命は奇妙に交錯し、あのラクーン事件に隠された真実につながっていくとのこと。
いつも通り分析官として内勤に励んでいたわたしは突然上司に呼び出され、よりにもよって8年前に母が殺されたトラウマがある廃ホテルの現地調査へ赴くことに。なんでわたしが……と思いつつおっかなびっくり足を踏み入れてみると、やはり母の足跡を追うようにトラブルに巻き込まれていきます。タイトルにレイクエム、鎮魂歌とある通り旧作で触れられた忌まわしき記憶、忌むべき災厄の鎮魂はかなうのか──。
ネタバレへの禁止事項が厳しかったのでこれ以上内容については触れませんが(本当に苦手で全然進められない)、すでに多くのプレイヤーが触れている通りグレース編では恐怖演出に工夫を凝らしつつ、レオン編では一転してアクション性を強化して爽快さが追及されていました。怖い思いをした後はなんだか前よりムキムキになったレオンの拳がうなりをあげて迸り、チェーンソーでゾンビを叩き切ってとんでもない口径のハンドキャノンをぶっ放せます。
NVIDIA DLSS 4.5対応、パストレーシングまで完備だけど一部で排他仕様
NVIDIAから案内があった通り、最新グラフィック技術を一通り完備している充実の設定項目が用意されています。NVIDIA DLSS 4.5までの最新機能に加え、AMD FSRも利用可能(Intel XeSSは非搭載)。レイトレーシング機能はもっともヘビーなものでパストレーシングまでサポートしており、重たくなるパフォーマンスをNVIDIA DLSSで押し上げましょう。スクリーンスペースリフレクションとサブサーフェススキャッタリングの項目が別途用意されていますが、これはレイトレース描写をベースにしたものなのでしょうか。
おや、と思ったのはパストレーシング設定とNVIDIA DLSS 4.5(Preset L / M)、NVIDIA DLSS Ray Reconstructionに今まで知らなかった排他仕様があった点です。どうやらパストレーシング設定ではDLSS 4設定が強制されるようで、利用できない設定はグレーアウトして変更できなくなる様子が見られました。つまり「パストレーシング、Ray Reconstructionオン、DLSS 4」「レイトレーシング、Ray Reconstructionオフ、DLSS 4.5」の組み合わせになるようで、さらに筆者の手元ではNVIDIA AppでPreset M(DLSS 4.5)を上書きしようとしていたのでドツボにはまってしまいました。
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自動設定なのでグレーアウトしていますが、グレーアウトしているからといって有効にできないわけではないUIが不親切。この項目をレイトレーシングの項目と近づけてくれれば排他仕様に気づきやすく、何と干渉しているのかキャプションに書き含めておいてくれればありがたいですよね
既に詳細な性能・品質の比較はあちこちで見られるので割愛しますが、個人的にはパストレーシングが普通にゲームに役立てられるレベルの性能を達成していたことに驚きました。フォトモード限定としか思えなかった激重設定として2023年に登場してから丸3年ほど、ソフトウェアの最適化でハードウェアの性能がここまで引き出せるようになるのかと感心です。1% Low fpsの低さで引っかかりを感じるようなシーンも抑制されており、全体的になめらかなゲーム体験が得られるよう最適化が行われていました。
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Ryzen 7 9800X3D / GeForce RTX 5080でパストレーシング。軽くはないですが、非現実的な重さではなくなりました
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レンダリングで表現するには極めて負荷が大きいつやつやの黒い車が雨に濡れている様子
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レオンが駆るポルシェ・カイエンの4眼ヘッドライトが閃き、アスファルトの水たまりが後続車のヘッドライトを反射する様子も“RTX ON”
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ただゲーム開始直後、アップスケーラーが苦手とする網目のフェンスが雨天で出現。静止画ではわかりにくいですが、実プレイではかなりぼやけてよく見えませんでした
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パストレではなくレイトレ(高)にした様子。別に個人的には鏡面反射以外でそこまで究極の忠実度が必要になることもないので、自分が遊ぶならレイトレーシングで十分かなと思いました
ちなみにたくさんのGeForce向け機能を搭載してリリースされた『バイオハザード レクイエム』ですが、対応する「GeForce Game Ready Driver 595.59」の公開は順風満帆とはいきませんでした。同タイトルへの対応のほか、バージョンナンバーを大きく進めてシェーダーモデル6.9へのサポートも行うはずでしたが、ファン制御に問題があった模様。手元の591.86で快適に遊べているので、しばらく現行バージョンにとどまることになりそうです。
レイトレーシング / パストレーシング描写にはGeForce RTXシリーズが統合するRTコアが重大な役割を担い、加えて強力なTensorコアが推論性能で極めて高品質なアップスケーリングを支えます。最新AAAタイトルの快適なプレイはNVIDIA GeForce RTXシリーズの面目躍如というか、GPU機能をフルに生かしてゲームプレイにコミットできる、『バイオハザード レクイエム』でのGeForceゲーミングはまさにRTX ONな体験だと感じました。
A new era of survival horror begins now!
— NVIDIA GeForce (@NVIDIAGeForce) February 27, 2026
Resident Evil Requiem is #RTXON featuring path tracing and NVIDIA DLSS 4 with Multi Frame Generation 🌆
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ローンチトレーラーを公開しました。
— バイオハザード(カプコン)公式 (@BIO_OFFICIAL) February 27, 2026
『バイオハザード レクイエム』本日発売です。#バイオレクイエム pic.twitter.com/qP0JXALNkR




