インターネット検索してAIが作った要約が表示された際、その結果に満足してリンク先を開かない人(ゼロクリック検索)が全体の6割を上回ることが、NTTドコモ モバイル社会研究所の調査で判明した。AI要約の利便性が、インターネット検索の行動を急速に変えている実態が数字で明らかになった。

今回の調査では、生成AIを利用する全国の15~79歳の人に対し、「インターネットで検索してAIが作った要約が表示された時、あなたはその要約だけで満足して、リンクをクリックせずに調べるのをやめることがどのくらいありますか?」と質問した。

その結果、「ほとんどやめる」が10%、「よくやめる」が19%、「ときどきやめる」が35%となり、合計64%がAI要約だけで検索を終える傾向が示された。特に、10~20代女性と50~70代女性では「ほとんどやめる」「よくやめる」を合わせた割合が約4割となり、ほかの世代よりもゼロクリック検索の傾向が高かった。

さらに、「問題の答えがなぜそうなるのかを理解するより、単純に答えだけを知っている方がよい」と考える人ほど、ゼロクリック検索を積極的に行う傾向も示された。情報を自身で理解しようとするのではなく、単純に結論だけを得る姿勢が、AI要約だけで満足する行動と結びついている可能性がある。