年齢を重ねるにつれて気になってくる「老け見え」。その最大の原因はどこにあるのか。美容医療の現場で日々患者と向き合う医師は、自身の生活の中でどんなことを意識しているのだろうか。今回は、ゴリラクリニック 銀座ANNEX院院長の太田博之医師に、「老けないために欠かさない習慣」と「肌の老化を最も早める習慣」について話を聞いた。
医師が毎日欠かさない「老けないための習慣」
──老けないために、医師として毎日欠かさず行っている習慣はありますか?
太田医師が真っ先に挙げたのは、日焼け止めの使用だ。
「やはり老化の中で大きい原因となってくる紫外線は避けておきたいものです」
紫外線対策の重要性は広く知られているが、太田医師は“日焼け止めの選び方と使い方”にもこだわりがあるという。
「日焼け止めにはSPF30と50の商品が広く売られています。30は汗や水で落ちるので定期的に塗り直し、50は塗り直しは必要ない分クレンジングで落とさなくてはいけません」
自身の肌質を踏まえ、太田医師はSPF30を選択している。
「私はクレンジングをしてしまうと乾燥が強くなりすぎるため、30を定期的に塗り直して使っております」
“強ければいい”ではなく、肌への負担まで含めて考えることが、結果的に老化を防ぐという考え方がうかがえる。
肌の老化を最も早めるのは「やはり日焼け」
──逆に、肌の老化を最も早める習慣は何だと思いますか?
この問いに対しても、答えは明確だった。
「肌の老化を最も進めるのはやはり日焼けでしょう」
日焼けはシミの原因になる、という認識は多いが、それだけではない。
「日焼けは肌にメラニン色素を生成しシミを作るだけではなく、肌にダメージを与え、シワを増やしたり、たるみを引き起こしたりします」
つまり、紫外線はシミ・シワ・たるみといった“老化のフルセット”を同時に進行させる要因だという。
「そのため日焼けを定期的にする習慣のある方は、シミだけでなく、たるみやシワなども蓄積して増えてしまいます」
老けないために必要なのは「毎日の積み重ね」
まず見直すべきは日々の習慣。太田医師の話から浮かび上がるのは、老化対策の基本は紫外線対策に尽きるというシンプルな事実だ。
美容医療の最前線に立つ医師自身が、「毎日の日焼け止め」を徹底しているという点は、多くの人にとって現実的なヒントになるだろう。

