AI議事録イヤホン「Zenchord 1」の日本代理店であるAcalieは1月14日、オンライン体験会を開催しました。Zenchord AIの創業者・CEOであるOliver(オリバー)氏も同席し、同デバイスの強みについて解説しました。
AI議事録イヤホン「Zenchord 1」は、音声認識ツール「Notta」のAI技術と、「Zenchord」の音響技術を融合させた製品。通話、オンライン、対面などシーンを問わず、会話や会議、講義の内容を自動で録音し、リアルタイムで文字起こしが可能です。Makuakeにて1.25億円の支援を集め、2025年10月から一般販売を行っています。
イヤホンは耳穴を塞がないオープンイヤー型設計で、片耳約10gの軽量設計です。イヤホン単体で最大10時間、ケース併用で最大30時間の連続使用が可能です。Bluetooth 6.0、ハイレゾ音源(LDAC、AAC、SBC対応)に対応しています。
充電ケースが録音デバイスとして機能するのも大きな特長。イヤホンを装着しにくい対面会議でも、AIノイズキャンセリング技術により、人の声のみを強調して約6メートルの範囲をクリアに収音します。
録音内容はNottaアプリで確認でき、リアルタイムでの文字起こしのほか、翻訳やAI要約も行えます。セキュリティ面では、ISO27001を含む5つの国際セキュリティ認証を取得。収録データはすべて国内サーバーで厳重に保管され、多重暗号化で保護されています。
Nottaの利用はサブスクリプション契約が必要ですが、Zenchord 1の購入者には無料で月300分までのリアルタイム文字起こしが可能な「スタータープラン」が付属。本体価格がおよそ2万5,000円前後なので、ある程度無料で使えるのは嬉しいところ。本格的に使い込むには月額1,185円(年額14,220円)のプレミアムプラン(月1800分まで文字起こし可能)にランクアップする必要があります。
人の声に特化したイヤホン、Podcastやゲーム実況にも便利かも
今回のメディア体験会では実際にZenchord 1を使用しての参加が可能で、筆者も実機提供を受けて装着して取材しました。リアルタイム文字起こしはそこそこの仕上がりながら、AI要約が文字起こしの荒い部分を修正し、的確にまとめていることに驚かされました。
また、ケースを録音器として使えるのは、取材で対面での会話を記録したい筆者のような記者だけでなく、会議の多いビジネスマンにも大きなアドバンテージです。それに加えてイヤホンによるオンライン会議や電話の録音も可能なのは柔軟性が高く、さまざまなシーンでの活躍が期待できます。
試しに普通のイヤホンとしても使ってみたところ、イヤホンが人の声の再現に特化しているようで、音楽再生機器としてはかなり極端な仕上がり。重層的な電子音や楽器の音などの再生は難しい部分がありました。
体験会の席で、Zenchord AIの創業者・CEOのOliver氏は、「プロフェッショナルだけでなく、すべての人にZenchord 1を使ってほしい」と語り、PodcastやYouTubeの聞き流しを、Zenchord 1によって「読む体験」に変換可能なことを強調しました。
その言葉をもとに、体験会の後Zenchord 1を装着してYouTubeコンテンツを視聴したところ、人の声がくっきりと聴こえやすく、なおかつ文字起こしもされているため、動画での情報収集の利便性が一段階上がったように思えました。ビジネスマンはもちろんのこと、「しゃべる」コンテンツを毎日利用する人のよき伴走者となってくれそうです。









