11月20日(米国時間19日)に、北米ロサンゼルス・ハリウッドにある劇場・Vista Theaterにて、『Fortnite』の新チャプターの発表イベント「Fortnite Now PLAYING」が開催され、12月1日から始まる新チャプター「チャプター7」の詳細が公開されました。

  • イベント会場となったハリウッドのVista Theater

    イベント会場となったハリウッドのVista Theater

チャプター7のメインは『キル・ビル』幻のエピソード!

チャプター7のメインとなるのはクエンティン・タランティーノ監督の代表作である『キル・ビル』。ユマ・サーマン扮する、ザ・ブライドなどのアウトフィットが登場します。

チャプター7では、映画『キル・ビル』と『キル・ビル2』で描かれなかったチャプターである「The Lost Chapter Yuki’s Revenge」が、『Fortnite』内で展開されます。

この作品に登場するタイトルにもなっているYukiは、『キル・ビル』に登場した女子校生用心棒兼殺し屋であるゴーゴー夕張の双子の妹・ユキ夕張。ゴーゴー夕張は栗山千明が演じたキャラクターで、丸鋸が飛び出すチェーン付き鉄球を武器にザ・ブライドと戦い、彼女を窮地まで追い込んだものの、最終的には返り討ちにあってしまいます。

姉の復讐のため、ユキがザ・ブライドに戦いを挑むのが今回の話、失われたチャプターというわけです。この「The Lost Chapter:Yuki’s Revenge」は12月1日午前4時(日本時間)、『Fortnite』でプレミアム上映されるので、忘れずに視聴しておきましょう。

  • The Lost Chapter Yuki’s Revengeのポスター

    The Lost Chapter Yuki’s Revengeのポスター

タランティーノ監督とユマ・サーマンが制作の経緯を語る

イベント会場となったVista Theaterでは、クエンティン・タランティーノ監督とユマ・サーマンが登壇し、ラストチャプター制作の経緯や撮影に関するトークショウも開催。このトークショウで、タランティーノ監督は、『キル・ビル』と『キル・ビル2』に入りきらなかった幻のチャプターがあったことを示唆しました。

「キル・ビルを『Fortnite』で使用することは、エピックゲームスの人々が私のキャラクターライセンスを欲しがっていて、私のアイディアを欲しているだけだと思っていました。

しかし、彼らは別のことを考えていました。『Fortnite』はこれまで新しいチャプターが開始されるときに、必ず大きなイベントを行うといい、そのイベントは常に音楽がベースとなっていました。

今回のチャプターはカリフォルニア、特にハリウッドが舞台になる予定となっているので、映画のイベントを行うことがクールだろうと考えていたわけです。グローマンズ・チャイニーズ・シアターのような場所で映画プレミアにいるように、『Fortnite』で映画のイベントを行うというわけです。

そして、彼らは誰も見たことがない新しいクエンティン・タランティーノの映画を上映することだと言ったわけです。それに対して、私は「偶然にも、『Fortnite』の映画イベントに適したものを持っている」と言ったわけです。

それがキル・ビルの最初のオリジナル草稿にしかなかった「Yuki’s Revenge」というチャプターだったわけです」(クエンティン・タランティーノ監督)

  • シアター内で行われたタランティーノ監督とユマ・サーマンのトークショウ

    シアター内で行われたタランティーノ監督とユマ・サーマンのトークショウ

「ユキはゴーゴーとザ・ブライドが青葉屋で戦った夜に風邪をひいていて、いつもより早く帰宅していました。なので、青葉屋での戦いには参加しておらず、姉を倒したザ・ブライドに復讐することを望んでいます。

この話を盛り込めなかったのは、ユキのチャプターがあまりにもアクションが多すぎたことと、青葉屋のシークエンスとあのシーンにユキを入れてしまうと、ザ・ブライドを殺してしまう以外に実現する手段はありませんでした。

映画はすでに4時間を超えるものになってしまいましたし、その意味でもユキのチャプターを入れられませんでした。私はいつもユキのエピソードをやりたいと思っていました。

そして、今回の話がきて、エピックゲームスの人々にユキのチャプターのことを話し、彼らも同意して、今に至るわけです」(クエンティン・タランティーノ監督)

Yuki’s Revengeのザ・ブライドはユマ・サーマン本人の演技

Yuki’s Revengeは『Fortnite』内、Unreal Engineで作られており、ユマ・サーマンをはじめとする俳優がヘッドマウントカメラを装着し、その演技をアニメーションに提供しています。つまり、Yuki’s Revengeでのザ・ブライドはユマ・サーマン本人の演技によるものです。

  • タランティーノ監督とユマ・サーマン

    タランティーノ監督とユマ・サーマン

「(Lost Chapterが『Fortnite』で復活したことは)とてもクールなことだと思いました。これは映画にとって新しい観客層ですし、とてもクリエイティブです。私はタランティーノ監督がさまざまなフォーマットに進出するのを見るのが好きです。

そして、この映画にはアニメが含まれており、それは常にタランティーノ監督の情熱の対象でした。人である必要すらないキャラクターを何でも表現できるようになるのは素晴らしいことだと思います」(ユマ・サーマン)

最後にユマ・サーマンは、『キル・ビル』に登場する刀鍛冶「服部半蔵」や伝説の武術家「パイ・メイ」といったキャラクターの“誕生秘話”も映像化してはどうかとタランティーノ監督に促していましたが、タランティーノ監督はそれを実現するには長生きしないと、と言って場を閉めました。

  • 会場には世界各国のメディア関係者や『Fortnite』を配信するストリーマーが集まりました

    会場には世界各国のメディア関係者や『Fortnite』を配信するストリーマーが集まりました

会場ではチャプター7の試遊が盛り上がる。新要素を紹介!

Yuki’s Revengeの試写会終了後、場所を移動して、アフターパーティーが行われました。アフターパーティーでは、『Fortnite』の新チャプターであるチャプター7「パシフィック・ブレイク」の試遊もすることができます。

チャプター7は、Battlewood Boulevard、Sandy Strip、Wonkeeland、Classified Canyonなどの新しい注目スポットが登場し、島にはストームサーフで海から乗り込みます。

チャプター7からの新要素としては、ダウン状態になった場合でもセルフリバイブ装置を使用すれば、(仲間からの蘇生なしで)瀕死状態から自力で復活できるようになりました。 ほかにもロール&タンブル、ダウン・バット・ノット・アウトスプリント、ステイ・オン・ザ・ムーブなどのダウン・バット・ノット・アウトの移動アクションも追加されます。

  • アフターパーティーの会場でチャプター7を試遊してきました

    アフターパーティーの会場でチャプター7を試遊してきました

  • チャプター7はストームサーフで島に向かいます

    チャプター7はストームサーフで島に向かいます

  • セルフリバイブ装置で自ら蘇生ができるようになりました

    セルフリバイブ装置で自ら蘇生ができるようになりました

  • 運転可能なリブートバンも登場します

    運転可能なリブートバンも登場します

島にいるボスを倒すと、その戦利品や能力を入手でき、ボスの姿に変身して戦えることも可能です。ボスになると体力とシールドが全回復し、能力の上限の増加、エネルギーが無限となり、強力な固有アビリティが付与されます。デメリットとしては、ボスの位置は常に近くの敵に表示されてしまいます。つまり、大きな強化を得られる代わりに、敵に見つかりやすくなってしまうわけです。

建築の操作が簡単になる「シンプルビルド」も追加。建築する方向を決めてビルドするだけで簡単に建築することができるようになるので、より建築がしやすくなっています。

新しいバトルパスでは、『キル・ビル』の主人公であるザ・ブライドや、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主人公マーティ、新たな『Fortnite』の人気キャラクターマイルズ・クロスやキャット ホロウェイのアウトフィットを手に入れられます。

Blitz RoyaleやReload、Battle Royaleのクエストをクリアすることで、それらのアウトフィットがアンロックされます。

  • 左上にザ・ブライドが、右上にマーティがいるのがわかります

    左上にザ・ブライドが、右上にマーティがいるのがわかります

  • 【写真上下】チャプター7の舞台はロサンゼルスのハリウッド

    【写真上下】チャプター7の舞台はロサンゼルスのハリウッド

アフターパーティーでは『Fortnite』のバトルバスや、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てくるタイムマシン・デロリアンの展示、DJブースによるライブなどが展開。さまざまな飲食ブースも用意されていました。

『Fortnite』では、新チャプターがローンチするときに音楽とのコラボレーションでライブなどを行ってきましたが、今回は初の映像作品です。しかも「キル・ビル」の失われたチャプターの復活となると、映画ファンも見逃せないところでしょう。今後も映像作品との展開が行われる可能性があるので期待したいところです。

  • 実物大のバトルバス

    実物大のバトルバス

  • Lil Teccaのライブも行われました

    Lil Teccaのライブも行われました

  • 日本から招待されたストリーマーの皆さん

    日本から招待されたストリーマーの皆さん

  • 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズではタイムマシンとして知られるデロリアン

    映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズではタイムマシンとして知られるデロリアン