プライベートWi-Fiアドレスの設定に関するご質問ですね? 「オフ」と「固定」のどちらにすべきかとのことですが、選択肢にはもうひとつ「ローテーション」もありますから、この機能が登場した背景を含めて説明しましょう。

プライベートWi-Fiアドレスとは、iOS 14のとき導入された「接続するWi-Fiアクセスポイントごとにランダム生成されたMACアドレスを割り当てる機能」のこと。MAC(Media Access Control)アドレスは、すべての有線/無線ネットワークデバイスが持つ48ビットの識別情報で、Wi-Fiやモバイル回線など複数の通信経路を持つiPhoneは複数のMACアドレスを保持しています。

MACアドレスはデバイスごとに1つ割り当てられ固定されることが基本のため、端末認証や接続制限の目印として長らく利用されてきましたが、悪用されるケースも増えてきました。そこでAppleは、Wi-Fiアクセスポイントごとにランダム生成したMACアドレスを生成する機能としてプライベートWi-Fiアドレスを用意し、セキュリティを強化しようとしたのです。

iOS 18の現在、プライベートWi-Fiアドレスには「オフ」と「固定」、「ローテーション」という3つの選択肢が用意されています。「オフ」はMACアドレスをランダム生成しない設定、「固定」はランダム生成したMACアドレスを使い続ける設定、「ローテーション」はランダム生成したMACアドレスを2週間ごとに入れ替えます。

この設定は、「設定」→「Wi-Fi」画面で表示されたWi-Fiアクセスポイントの情報画面で設定変更できますが、基本的には何もしなくてもかまいません。敢えて手動で「オフ」を選択しないかぎり、接続したWi-FiアクセスポイントがWPA2またはそれ以上に厳格なセキュリティで保護されていれば「固定」、WPA2より弱い場合は「ローテーション」が自動的に選択されます。

  • 基本的に「プライベートWi-Fiアドレス」は初期設定のままでかまいません

    基本的に「プライベートWi-Fiアドレス」は初期設定のままでかまいません