スマートフォンで「システム」といえばオペレーションシステム、iPhoneでいえばiOSのこと。一方、iPhoneで「触覚」はiOS 13で登場した「Haptic(=触覚による)Touch」、および内蔵の振動装置(Taptic Engine)が生み出す細かな震えを意味します。
つまり「システムの触覚」とは、iOSが管轄する事項に関連して発生する細かな震えのことですが、それではピンとこないはず。具体例を挙げつつ説明してみましょう。
たとえば、設定アプリのスイッチを操作するとき。オン/オフそれぞれのタイミングでiPhoneが「プルッ」や「カチッ」という感じに短く震え、スイッチを操作したことを手に伝えます。
AirDropで写真を送信するときも、システムの触覚が使われます。送信開始時と完了時に振動することで、処理の始まりと終わりをユーザに伝えます。この振動があるかないかで、画像などのデータを送ったという実感を得られます。
アプリでもシステムの触覚が活用されています。たとえば、iOSに標準装備のコンパスアプリを起動し、iPhoneを北や南へ向けると、10度ごとにiPhoneが短く震えます。手もとを見ていなくても方位の変化がわかるため、山中を歩きながら正しい進行方向を知ることができます。
ほかにも、通知センターを表示したとき、時計アプリの時刻指定用ドラムを回転させたときなどにシステムの触覚が使われます。「設定」→「サウンドと触覚」画面にある「システムの触覚」スイッチをオフにすることで無効化できますが、オンにしたままのほうがiPhoneを操作している実感がわくはずですよ。
