カシオ計算機は7月11日、同社がインドネシアとエジプトで展開する教育関連プロジェクトが、文部科学省の令和7年度「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」応援プロジェクトに採択されたと発表した。インドネシアでは3期連続、エジプトでは2期連続の採択となる。
関数電卓を活用する教師向け研修などを実施
カシオ計算機は、「驚きを身近にする力で、ひとりひとりに今日を超える歓びを。」を掲げ、関数電卓を活用した「GAKUHAN」活動を通じて、教育現場の学習環境向上や教員支援に取り組んでいる。「EDU-Portニッポン」は、日本型教育の海外展開を官民協働で推進する事業で、カシオのインドネシアおよびエジプトにおける「GAKUHAN」活動が評価され、同事業への採択となった。
インドネシアにおける活動では、自ら考え学ぶ力を育む教育を支援するため、関数電卓を含む教材を用いた探究型の数学授業の普及を目指している。今回のプロジェクトでは、モデル校候補として10校を選定し、授業づくりや教材の改善に加え、教師向け研修や授業後のサポートも実施するという。
エジプトにおける活動では、これまでに実施した教員研修の成果を踏まえ、私立校に加えてエジプト日本学校(EJS)とも連携し、探究型数学授業を担う教師の育成に取り組む。約50名の中学校教員を対象に研修を行い、生徒が関数電卓を活用して主体的に学べる授業の定着を支援する。カシオは今後も教育関係者との協働を通じ、各国での教育の質向上に貢献していくとしている。
アフリカの開発をテーマとする国際会議の併催イベントにも出展
なお、カシオ計算機は8月20日から22日にパシフィコ横浜で開催される「TICAD9(第9回アフリカ開発会議)」の併催事業「TICAD Business Expo and Conference(Japan Fair)」に出展し、関数電卓を活用したSTEM学習や、各国教育省と連携した教師研修の取り組みを紹介する予定。展示ブースは展示ホールB・CのE13、開催時間は20日が11時〜18時、21日が10時〜18時、22日が10時〜17時。入場には事前登録が必要となっている。
また、22日にはステージ講演も予定されており、カシオ計算機 教育統轄部 戦略企画部長の熊田太郎氏らが登壇。「アフリカにおける教育協業 ― STEM教育で活きる関数電卓の力」と題して、関数電卓が現地教育に果たす役割や可能性について語る。講演は8月22日10時30分から11時15分まで、パシフィコ横浜 展示ホールB・C内のStage Aで実施される。


