シャオミ・ジャパンは7月8日、「POCO F7」の日本国内販売を開始しました。「POCO F7」シリーズではすでに「POCO F7 Ultra」「POCO F7 Pro」の販売がおこなわれており、この「POCO F7」の登場で「POCO」スマートフォンは5機種のラインアップとなります。発売にあたり開催された事前発表会の様子をご紹介していきましょう。

  • POCO F7

    POCO F7。6.83インチと大きめのディスプレイですが、ベゼルが狭額なので手にもなじみます

「ぜひケースなしで使ってほしい」というサイバーシルバーエディション

「POCO F7」には3色のカラーが用意されています。その中でもメインとなるのが、背面を斜めに2分割し、ブラック/シルバーの2トーンカラーにしたサイバーシルバーエディション。事前発表会で製品を紹介したシャオミ・ジャパン マーケティングマネージャーの片山将氏は、「ぜひケースをつけずに使っていただきたいと心から願っています」というように、ブラックの部分にはダミーのダクトなどをデザインしたブラックの部分、シルバーの部分にはミラー加工を施し、スタイリッシュな外観となっています。

  • 3色のカラーバリエーション

    3色のカラーバリエーション。中央がサイバーシルバーエディション、左がブラック、右がホワイトです

  • サイバーシルバーエディション

    この写真ではわかりにくいですが、サイバーシルバーエディション背面の下半分のシルバーの部分はミラー加工になっています

  • サイバーシルバーエディション背面上部の拡大

    サイバーシルバーエディション背面上部のブラック部分。ダクトが見えますが、これはダミー

  • シャオミ・ジャパン マーケティングマネージャー 片山将氏

    製品を紹介したシャオミ・ジャパン マーケティングマネージャーの片山将氏は「ぜひケースをつけずに使っていただきたいと願っています」と話していました

側面はアルミニウム素材。IP68の防水・防塵設計になっています。

  • 右側面

    右側面

  • 左側面

    左側面

  • 天面

    天面

  • 底面

    底面

アウトカメラは2眼構成。メインカメラは約5,000万画素で、ソニーIMX882センサーを搭載。光学式手ブレ補正にも対応します。

  • カメラ部

    カメラはメイン5,000万画素+超広角800万画素の2眼構成です

パフォーマンス/機能にも注目!

会場ではゲームプレイのデモも行われていました。本機は日本国内で初めてSoCとしてSnapdragon 8s Gen 4を搭載したスマートフォンとなり、ゲームプレイも快適。製品紹介では『PUBG』を5時間連続プレイしても平均89.25FPSとパフォーマンスを維持し、前モデル「POCO F6」と比較しても発熱・電力消費が抑えられていることをアピールしていました。

  • Snapdragon 8s Gen 4搭載

    Snapdragon 8s Gen 4搭載スマホは国内初

  • 『鳴潮』のデモ

    『鳴潮』をプレイできるゲームデモも行われていました。

  • 5時間連続のゲームプレイ時のパフォーマンス

    5時間連続のゲームプレイでもパフォーマンスは維持されています

  • 「POCO F6」とのパフォーマンス比較

    「POCO F6」とのパフォーマンス比較

片山氏による製品紹介ではこのほか、バッテリーについても紹介されました。容量6,500mAhというのはPOCO史上最大容量。90Wの急速充電にはもはや驚きはありませんが、22.5Wのリバース充電機能が搭載されたのは新たなポイントです。

  • バッテリー6,500mAhのスライド

    バッテリー容量は6,500mAh。現在一般に流通しているスマホとしては最大クラスです

  • 90Wの急速充電に対応

    90Wの急速充電に対応

  • 22.5Wのリバース充電

    22.5Wのリバース充電は新たに搭載された機能です

また、Xiaomi HyperConnectによる他端末との連携・データ交換も進化しています。iPhone/iPad/Macとのファイル共有も、AirDropほどではありませんが、これまでよりもスムーズに行えるようになっているそうです。

  • iPhone/iPad/Macとのファイル共有

    iPhone/iPad/Macとのファイル共有が快適に行えるそうです

会場には「Redmi Pad 2」も展示

会場には、「POCO F7」と同じく7月8日に発表されたエントリータブレット「Redmi Pad 2」も展示されていました。Wi-Fiモデルの「Redmi Pad 2」はグラファイトグレー/ラベンダーパープル/ミントグリーンの3色のラインナップ、LTEモデルの「Redmi Pad 2 4G」はグラファイトグレー/ミントグリーンの2色です。

  • Redmi Pad 2

  • 「Redmi Pad 2」ミントグリーン/グラファイトグレー/ラベンダーパープル

    「Redmi Pad 2」の3色のラインナップ。左から、ミントグリーン/グラファイトグレー/ラベンダーパープルです

「POCO」だけでなく「Xiaomi」「Redmi」も加えて一大ラインナップを確立

今回の事前発表会で会場がいちばんざわめいたのは、価格が発表されたタイミングでした。メモリ12GB/ストレージ256GBモデルが54,980円、12GB/512GBモデルが64,980円という価格でも十分驚きですが、7月14日までの早割でそれぞれ49,980円/58,980円になるというのは、フラッグシップシリーズの「POCO F」シリーズとしてはちょっと衝撃的です。

  • 早割価格

    早割ならばストレージ256GBモデルは49,980円で購入できます

  • 鄭彦副社長

    価格発表はシャオミ・ジャパンの鄭彦副社長が行いました

今回の「POCO F7」発売で、「POCO」シリーズのスマートフォンは5機種のラインアップとなります。「Xiaomi」「Redmi」ブランドの製品もありますから、シャオミは国内でもっとも幅広いスマートフォンのラインナップを展開しているといえるでしょう。この製品展開をサポートするため、人員も倍くらいに増やすなど体制の整備に努めているとのことでした。

  • 「POCO」シリーズの製品を一斉展示

    現在国内で販売されている「POCO」製品。スマートフォンは5機種、タブレットも1機種販売されています

  • 「POCO」シリーズの製品ラインナップ

    スマートフォン5機種の位置づけ。グローバルでは「POCO X7」「POCO M7」に複数のグレードがあり、エントリー向けの「POCO C」シリーズもありますが、日本国内ではフラッグシップシリーズの「POCO F」に力を入れています