台湾PCメーカーの雄、ASUSのブースを見てきました。広くて大きなブースをROGとそれ以外の2つ構えており、デスクトップPCからノートPC、パーツ、周辺機器、スマートフォンなど全方位に用意するあらゆる製品を一挙に展示。ただ、あらゆる製品がそろっていただけに衆目を一気に集める“キラー製品”には欠けていたようにも思えたような。個人的には発売が予告されている初音ミクコラボのゲーミング周辺機器の実機が気になりました。

  • ASUSブース。一昔前によく見た“ユビキタス”なるワードがAIの再来で改めて活用されていました

  • 消費者向けの製品に加えて、大勢力であるNVIDIA製アクセラレータ搭載サーバー製品も多数展示

  • テーブル上で大規模な推論性能を実現し、AIソフトウェアの開発に役立てられる新製品のデモも

  • ASUS製Copilot+ PCとしては初めてのオールインワンモデル「Expert Center P600 AIO」。ディスプレイ部分はぐるりと倒せます

  • いまだ引き合いが強いというデスクトップモデルも用意。SFFフォームファクタになって一昔前よりコンパクトになりました

  • NUCは天面に液晶を搭載。本体にCopilotボタンを備えたほか、指紋認証センサーを内蔵してWindows Helloでのサインインをサポートします

  • ツールレスでぱかりと開く構造。メモリやSSDのカスタマイズは簡単

  • 1UサイズのサーバーラックにミニPCの中身だけ集積してしまうというASUS IoTのソリューション

加えて、ASUSがこの春日本市場向けに投入したASUS Zenbook SORAの展示も発見。グローバル向けにはZenbook A14と素っ気ないネーミングがされていますが、本体にセラルミナムなる独自素材を採用している点が特徴。Snapdragon Xシリーズを搭載してCopilot+ PCに準拠しており、32時間以上の連続動作をサポートする高いスタミナ性能を備えています。

  • ASUS Zenbook A14こと、日本ではZenbook SORA

  • さらっと、ざらっとした独特な感触と堅牢性を備えたセラルミナム採用

  • 中国限定モデル、ASUS Adol 14 Air Fragrance Editionなる製品も展示されていました

  • なんと天板にあるギミックからいい香りを放出できるとのこと

クリエイターモデルのProArtシリーズも最新プロセッサ、NVIDIA Blackwellアーキテクチャ採用グラフィックスの採用で刷新。外装や構造に大きな構造変更はないとしつつ、性能面で最新構成をキャッチアップしています。

  • 大画面モデルに加えて、コンパクトな13型のようなものまで展開

ゲーミングの領域では、ROGブランドでちら見せされていた曲面ディスプレイ搭載水冷CPUクーラーが気になりました。中国のパーツメーカーがコンセプト的に開発したモデルは見たことがありましたが、ASUSも採用製品を投入。チューブがラジエーターの中央からとりまわされている点も新しく、ケースの天面設置を前提にしているようです。

  • 配線を見せないBTF構成例に組み込まれていました。新宿の街頭ビジョンのように立体感のある凝った画面表示も行えそう

加えて、日本でもコラボレーションの発表が行われていた初音ミクモデルを発見。ROGではなくTUF Gamingブランドとのコラボになる予定で、ヘッドセット、キーボード、マウス、マウスパッドが用意されるとのこと。高品質なイラストとポップなカラーリングでデスクを明るくしてくれそうだと思いました。

  • イラストがかわいい。とても重要

  • キーボードはテンキー入りながら十字キーのエリアを詰めたコンパクト仕様です

  • マウスパッドは小さめ。XXLサイズの展開もほしかったところ