IN WINは、南港展覧館そばのGrand Hilaiホテルにプライベートブースを設け、新製品の展示を行っていた。同社といえば、「WINBOT」や「Infinite」など可動ギミックが付いた巨大なPCケースでお馴染みだが、今年は同社の創立40周年ということで、これを記念した特別モデル「ChronoMancy」が披露されていた。
このChronoMancyは、トロフィーの形をイメージしたという巨大なケース。直径は約52cm、高さは1.1mもあるのだが、面白いのはその操作方法だ。魔法のスティックのようなコントローラが付属しており、それを右に振れば前面カバーの開閉、左に振れば背面カバーの開閉、円を描けば音楽を変えることができるという。
<動画>前面カバーを開くところ
ケース底面に大きなギヤが2枚内蔵されており、前面と背面のカバーがそれぞれ連結、2つのモーターで個別に回転させる仕組みだった。まるで機械仕掛けの大きな時計のようで、この動きだけを見ていても楽しい。
<動画>ギヤの動きを動画でどうぞ
シャーシはアルミ製で、上部にマザーボードを格納。水冷にも対応しており、右側面にラジエータの設置スペースが用意されていた。電源ユニットは、背面側に搭載することができる。
同社がすごいのは、これがデモ用のコンセプトモデルなどではなく、実際に発売してくれるところだ。ブース説明員によれば、数量限定モデルとしての発売を予定しているとのこと。価格は未定とのことだが、かなり特殊な製品でもあり、数十万円クラスになるのは確実だろう。