「昭和カメラフィルム」などESCURAブランドでオリジナル商品を提供するPDWは、開幕した写真関連展示会「CP+2025」の会場で、既存のフィルム商品に加えて新たに開発中の製品を出展していた。なかでも、5月ごろの発売に向けて開発中という異色のチェキフィルム型トイカメラ「InstantSnap」が目を引いた。
チェキフィルムのようなフレーム型デジカメが登場
InstantSnapは、インスタント写真のフレームのようなデザインのデジタルカメラ。素通しの光学ファインダーを備え、フレーム内に収まるように構図を決めてシャッターボタンを押すと撮影が行われ、microSDカードに画像が保存される。
高画質ではないが、ざらざらとした質感のレトロ風写真が撮影できるとしており、独特の撮影体験が得られる。
スイッチで撮影モードを切り替えて、静止画、フレーム付き、動画の3種類から撮影が選べる。機能としては単純だが、アイデアの光る製品だ。
発売は5月を目標にしているというが、現時点では未定。価格は6,000~7,000円程度を想定しているという。
カメラは有効画素数130万画素のCMOSセンサーを搭載。1200×1440ドットの静止画、400×480ドット・30fpsの動画撮影ができる。レンズは3.2mm、シャッタースピードは1/125秒の固定。
チェキフィルムと組み合わせて使う異色フィルターも
もう1つの新製品として、インスタントカメラ「チェキ」のフィルムをカメラに挿入する際に一緒に差し込むことで、フレームと一緒に撮影ができるアナログフィルターも販売する。現在、発売準備中だという。
複数の種類のフィルターを準備しており、instax miniのフィルムパックや、同社のESCURA Instant 60sで利用できる。これも面白いアイデア商品だといえる。