Blackwell世代の第3弾「RTX 5070 Ti」

NVIDIAから新型GPU「GeForce RTX 5070 Ti」が登場、搭載グラフィックスカードが各社より発売された。同社の新世代GPU「GeForce RTX 50」シリーズ(Blackwell)では、すでに最上位の5090/5080が発売されており、5070 Tiはその下位モデルとなる。価格は163,000円前後~210,000円前後。

気になる性能について、詳しくは芹澤氏のベンチマーク記事を参照して欲しいが、前世代の4080と同等以上の性能を、より低い消費電力で実現しているという。ただ、5090/5080より買いやすい価格は魅力ではあるものの、グラフィックスカードは品薄状態が続いており、しばらくは入手が困難かもしれない。

「NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti」レビュー! RTX 4080の性能でRTX 4070 Tiの消費電力に抑えたアッパーミドル
https://news.mynavi.jp/article/20250219-3132170/

メーカー 製品名 価格
ASUS TUF-RTX5070TI-O16G-GAMING 197,000円前後
ASUS PRIME-RTX5070TI-O16G 179,000円前後
ASUS PRIME-RTX5070TI-16G 172,000円前後
GIGABYTE GV-N507TAORUS M-16GD 210,000円前後
GIGABYTE GV-N507TAERO OC-16GD 200,000円前後
GIGABYTE GV-N507TGAMING OC-16GD 195,000円前後
GIGABYTE GV-N507TEAGLEOC ICE-16GD 185,000円前後
GIGABYTE GV-N507TEAGLE OC-16GD 179,000円前後
MSI GeForce RTX 5070 Ti 16G Gaming Trio OC Plus 176,000円前後
MSI GeForce RTX 5070 Ti 16G Ventus 3X OC 163,000円前後
玄人志向 GK-RTX5070Ti-E16GB/WHITE/TP 175,000円前後
  • ASUSの「TUF-RTX5070TI-O16G-GAMING」

    ASUSの「TUF-RTX5070TI-O16G-GAMING」

  • GIGABYTEの「GV-N507TAERO OC-16GD」

    GIGABYTEの「GV-N507TAERO OC-16GD」

  • MSIの「GeForce RTX 5070 Ti 16G Gaming Trio OC Plus」

  • 玄人志向の「GK-RTX5070Ti-E16GB/WHITE/TP」

3連ファンの簡易水冷を搭載するRTX 5090

ASUSの「ROG-ASTRAL-LC-RTX5090-O32G-GAMING」は、36cmラジエータ/トリプルファンの簡易水冷クーラーを搭載したGeForce RTX 5090グラフィックスカード。標準設計より35%以上も余裕があるという80AのMOSFET等を採用しており、コアクロックは2,610MHz(OCモード時)と非常に高速だ。価格は600,000円前後。

  • ASUSの「ROG-ASTRAL-LC-RTX5090-O32G-GAMING」。ARGBファンを搭載している

  • 5090モデルながら、厚さは2.5スロット。出力は、HDMI×2、DisplayPort×3だ

COMPUTEXで話題のあのケースが発売に!

SilverStoneの「FLP01」は、レトロな外観がユニークなHTPCケース。往年の国民機を彷彿とさせる見た目ではあるが、そのスペックは最新の仕様に対応しており、フロッピードライブ風のI/Oポートには、USBタイプCも備える。予約販売が開始されており、価格は22,000円前後。発売は2月28日の予定だ。

  • SilverStoneの「FLP01」。新製品とは思えないようなレトロな外観が目を引く

  • フロッピードライブっぽいところにはI/Oポートがある。上段は5インチベイだ

このFLP01は、元はエイプリルフールのネタだったが、大きな反響があったことで、製品化が決定。2023年のCOMPUTEXでは試作機が展示され、話題となった。マザーボードはSSI-CEBまで対応。最長309mmのグラフィックスカードを搭載可能で、レトロながら、最新の強力なPCを構築することができるだろう。

  • 実装例。ファンは、12cm×2(右)、12cm×1(左)、8cm×2(背面)を搭載可能だ

  • 背面を見ると、今風な構成であることが分かる。電源は奥行き17cmまで対応する

COMPUTEX TAIPEI 2023 - SilverStone、9801風? まるでフロッピー付きのレトロPC風ケース「SST-FLP01」
https://news.mynavi.jp/article/20230602-2694427/

ARGBファンが付属する安価なミドルタワー

Thermaltakeの「S200 TG ARGB Plus」は、コスパに優れたミドルタワーケース。強化ガラスのサイドパネルと4個のARGBファンを標準搭載しながら、ツクモでの価格はブラックが10,480円、ホワイトが10,980円と、お買い得感が高い。トリプルファンのフロントはメッシュパネルになっており、安価な製品ながらエアフローにも優れる。

  • Thermaltakeの「S200 TG ARGB Plus」。ARGBファンは基板からの制御に対応する

  • 電源は下部スペースに収納。グラフィックスカードは最長33cmまで搭載可能だ

好みのスタイルが選べるピラーレスケース

DeepCoolの「CG580 4F」「CG530 4F」は、背面コネクタのマザーボードにも対応するピラーレスケース。ARGBファンが4つも付属するコスパの高さが魅力だ。CG580はシングルチャンバー、CG530はデュアルチャンバーの設計で、それぞれブラックとホワイトを用意。価格は、CG580が17,500円~18,500円前後、CG530が13,000円~14,000円前後だ。

  • DeepCoolの「CG580 4F」。どちらも最長41cmのグラフィックスカードに対応する

  • こちらは「CG530 4F」。裏側に電源スペースがあり、配線をスッキリできる