「新鮮スリープ野菜室」や冷蔵庫カメラも活用したい
その他の機能デモとしては、野菜室下段の「新鮮スリープ野菜室」で保存したチンゲンサイと「新鮮スリープ野菜室」非搭載機種で保存したチンゲンサイの状態比較展示もされていました。約10日間と比較的長い期間保存していたため、「新鮮スリープ野菜室」非搭載機種で保存したものはしんなりしていますが、「新鮮スリープ野菜室」で保存したものは葉がピンと張っており、鮮度が保たれているのがわかります。
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「新鮮スリープ野菜室」で保存したチンゲンサイと「新鮮スリープ野菜室」非搭載機種で保存したチンゲンサイの比較。「新鮮スリープ野菜室」で保存したものは鮮度が保たれています
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「新鮮スリープ野菜室」のしくみ。仕切りにつけられたプラチナ触媒でエチレンガスとニオイ成分を分解し、うるおいユニットで高い湿度を保ちます
冷蔵庫カメラは、今回発表の製品では「HXCCタイプ」2機種のみに搭載されています。「HXCCタイプ」が搭載している冷蔵庫カメラは、冷凍室下段や野菜室も撮影できるようになった新タイプ。撮影した写真から保存されている食材をリスト化して管理することもできます。
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前面最上部に取り付けられた冷蔵庫カメラ
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野菜室(および冷凍室下段)も冷蔵庫カメラで撮影できるようになりました
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撮影した庫内の写真から、保存されている食材のリストを作成できます。この写真ではすべて「その他食材」となっていますが、表示する食材名はユーザーが変更することができます
今回の新製品では、環境への取り組みも進んでいます。「HXCCタイプ」では、一部の形状を変更して熱の侵入を低減し、消費電力量を抑制しています。再生プラスチック素材の利用、ノンフロン冷媒の採用なども環境への配慮からくるものです。
プレミアムモデル「GZCタイプ」は「真空氷温ルーム」を搭載
プレミアムモデルの「GZCタイプ」では、冷蔵室の最下段が真空氷温ルームになっています。「真空」といっても約0.8気圧の減圧ではありますが、食品の酸化の抑制には効果があるとのこと。密閉構造にもなるのでラップなしでも乾燥を防げ、約マイナス1度の氷温で食材を凍らせずに鮮度を保ちます。
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真空氷温ルーム
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ドアはタッチパネルになっています。ただし英語表記のみのようです
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トレイのハンドル部分は木目調。デザインのアクセントになり、高級感を演出します。冷凍室下段と野菜室は電動引き出しを採用しています
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「HXCCタイプ」(左)と「GZCタイプ」(右)は、同じミラーデザインでも若干異なる色合いになっています。「HXCCタイプ」はやや青みがかっていますが、「GZCタイプ」は茶色がかった「モーブグレー」というカラーを採用しました
「GZCタイプ」は奥行が65.4cmに抑えられているとはいえ、670リットルの大容量なのでそれなりに存在感があります。一般家庭に導入するとなると「HXCCタイプ」「HXCタイプ」「HWタイプ」から機能と容量に合わせて選ぶことが多いでしょうが、スペースと予算が許すなら「GZCタイプ」の真空氷温ルームの効果も体験してみたいところです。