Swatch Japanは10月30日、スウォッチとオメガのコラボ時計「MoonSwatch」(ムーンスウォッチ)コレクションの新作として、「Bioceramic MoonSwatch MISSION TO EARTHPHASE」(ムーンスウォッチ ミッション トゥー アースフェイズ)を発表した。11月2日からSwatchストアで発売。価格は税込47,300円。非限定だが1人1本の購入制限あり。

  • 今度は「アースフェイズ」、ムーンスウォッチの新作が11月2日発売

    アースフェイズを搭載したムーンスウォッチ新作、「MoonSwatch MISSION TO EARTHPHASE」(Ref:SO33M700)が非限定で11月2日から発売

ムーンスウォッチの新作がダイヤルを大幅刷新して登場した。スピードマスター形状のバイオセラミックケースに、3つ目のクロノグラフと言う点では従来モデルと共通だが、新作のミッション トゥー アースフェイズでは、サブダイヤルに「ムーンフェイズ」と「アースフェイズ」を同時に搭載している。

  • 「ムーンフェイズ」なら知っているが、「アースフェイズ」ってなんだ?

ムーンフェーズといえば、月の満ち欠け、月相がわかる時計機能だが、「アースフェイズ」は初めて見る。アースフェイズの搭載は「時計製造の歴史上初めて」(Swatch Japan)とのこと。機能としては、「月から見た地球の動きを鑑賞することができる」というもので、「それでも地球は動いている」というガリレオの名言に、Swatchならではの遊び心と解釈を加え、「それでも地球と月は動いている!」と表現したものだそうだ。

  • 10時位置のサブダイヤルが「アースフェイズ」。ガリレオが本当に「それでも地球は動いている」と言ったかどうかはわからないが、ムーンスウォッチは「それでも地球と月は動いている!」と宣言する

  • アースフェイズのカラーは地球の多様性と美しさを讃えたものだそう。海、森林、砂漠のコントラストとともに雲も見える。海は紫外線でのみ見えるUVインク(ブルー発光)でコーティング

なお、アースフェイズの周期はムーンフェイズと同じ29.5日だが、逆サイクルになっており、例えばダイヤルで「満月」が見える時には「新地球」を観測でき、「新月」が見える時には「満地球」が観測できる。機能としてはレトログラード機能を再解釈したものだそうだ。

  • 今回の新作において、インスピレーションを得たという月から見た地球。数々のアポロ計画においてアイコニックな画像として収められてきたもの

  • 2時位置のサブダイヤルは「ムーンフェイズ」。これはMISSION TO THE MOONPHASEでも見られた機能。2つの月の円盤とマスク(北半球と南半球)を使って月の満ち欠けを表示できる

  • メインのダイヤルには月の塵を思わせる独特の粒状加工が施されており、「月から地球を眺めている」という気分を演出

最後に主な仕様として、ケース径は42.00mm、ケース厚は13.25mm、ラグtoラグは47.30mm。ムーブメントはクロノグラフクォーツ。サブダイヤルは10時位置アースフェーズと2時位置ムーンフェイズ、そして6時位置に秒針。そしてタキメーターはもちろん「ドットオーバー90」。ストラップはブラックのVELCROストラップ。

ケース素材はおなじみのBioceramicで、これは3分の2がセラミック、3分の1がヒマシ油を原料にしたバイオ由来の独自素材だ。

ケースバックには独自のミッションステートメントが刻まれるほか、バッテリーカバーには月が描かれ、人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロングの足跡を見つけることもできる。

  • ケースバックのデザインも凝っている。アームストロング船長の足跡を探せ

  • リューズの刻印とドットオーバー90

MISSION TO EARTHPHASEの主な仕様
Ref SO33M700
ケース素材 ライトグレーのBioceramicケース
ケース径 42.00mm
ケース厚 13.25mm
ラグtoラグ 47.30mm
ムーブメント クォーツ、クロノグラフ(秒のみ)、ムーンフェイズおよびアースフェイズ(特許取得済み)表示
防水 3気圧
ストラップ ライトグレーのトップステッチが付いたブラックのVELCROストラップ、Bioceramicのループ付
価格 税込47,300円、非限定、1人1本の購入制限