アイロボットジャパンは8月29日、ロボット掃除機「ルンバ」シリーズの新たな最上位機種「Roomba Combo 10 Max ロボット+AutoWash充電ステーション」を発表した。
充電ステーションにパッド洗浄機能を搭載し、水拭き用パッドの汚れを自動的に落とせることが特徴。8月30日発売で、公式オンラインストアでの価格は197,800円。月額6980円のサブスクリプション形態でも提供する。
また、水拭きと自動ゴミ収集に対応するルンバとしてはこれまでで最も安価な「Roomba Combo 2 Essentialロボット+AutoEmpty充電ステーション」も合わせて発表。9月20日発売で価格は同59,200円。
Roomba Combo 10 Max ロボット+AutoWash充電ステーション
Roomba Combo 10 Max ロボット+AutoWash充電ステーションに付属するステーションは、、“AutoWash”の名の通り、新たに水拭き用モップパッドの自動洗浄・乾燥が可能になった。
充電ステーション内に3リットルの給水(水拭き・パッド洗浄)用タンクと2.5リットルの廃水用タンクを備えており、ルンバが掃除を終了すると洗浄用ローラーでモップパッドの汚れを落とし、送風で乾燥する。この際、より効率的にパッドが乾くようモップをわずかに持ち上げて乾燥させる機能も備えた。
従来の最上位機種「Roomba Combo j9+」同様、水拭き中に水が不足すると自動で充電ステーションに戻り、補充後に中断した場所から水拭きを再開する機能も搭載する。充電ステーション内の紙パックには最大60日分のゴミを自動収集可能としている。
ゴミの認識性能も向上。カメラ画像をもとにゴミや汚れを検知する能力は「従来の最大8倍」といい、人がよく通る廊下など汚れが多い場所はルンバが繰り返し走行してより集中的に掃除を行う。トイレやキッチンなど特に汚れやすい場所の水拭き後に自動でパッドを洗浄し、それらの汚れが他の場所へ広がることを防ぐ設定も可能。
従来は「掃除機がけ」「掃除機がけ+水拭き」の2モードからの選択だったが、「水拭きのみ」のモードが追加された。さらに、コードやペットの排せつ物などルンバが避けるべき障害物を認識する機能も、認識可能な対象が80種類以上に拡大した。
自動給水とパッドの自動洗浄が不要なユーザー向けには、価格を168,100円に抑えた特別モデル「Roomba Combo 10 Max ロボット+AutoEmpty充電ステーション」も用意した。9月6日発売。日本市場向けに開発した製品で、充電ステーションがより小型で設置しやすいことが特徴だ。
Roomba Combo 2 Essentialロボット
低価格モデルのRoomba Combo 2 Essentialロボットは、今年4月に発売した「Roomba Combo Essentialロボット」の上位製品で、最大60日分のゴミを自動収集可能なAutoEmpty充電ステーションが付属する。自動ゴミ収集に対応した同社の充電ステーションの中では最も小型となっている。
新たに吸引力が4段階から選択可能になった。これまでの3段階に加えて、従来機Roomba Combo Essentialロボットに比べ2倍の吸引力となる4段階目が追加され、夜に稼働したいときや強力なパワーで掃除をしたいときなど、シーンに合わせて清掃モードを変更できるようになった。
また本体にモップパッドを装着し、タンクに水を入れてアプリから水分量を設定することで、掃除機掛けと拭き掃除を同時に行えるようになった。本体カラーは充電ステーション付きモデルとして初のホワイトを用意。家の雰囲気に応じて、ブラックとホワイトの2色から選べる。