対話で想像以上のアイデアを生み出す次世代会議空間「RICOH PRISM」
RICOH PRISMは使命と目指す姿に「"はたらく"に歓びを」を掲げるリコーが、想像力を発揮して創造的なアウトプットにつなげることを目的に開発した次世代会議空間。四面の壁に映し出す幻想的な光によって没入感のある空間を演出する。アプリケーションを切り替えることで、ブレインストーミングやチームビルディングを支援する。
今回、NTT都市開発はLIFORK秋葉原にRICOH PRISMを実証的に導入する。LIFORK秋葉原のシェアオフィス利用者に加えて、秋葉原UDX入居者、SPACE会員登録した一般利用者もRICOH PRISMを利用可能。1回につき60分まで、利用料金は5500円。
リコーはRICOH PRISMで利用可能なアプリケーションの例として、新規に追加した「KABEUCHI」(壁打ち)のデモンストレーションを公開した。1人でアイデアを出す場面や、アイデアの深堀り、上司や先輩など他人のアイデア出しの過程を見てみたい場合の利用を想定したアプリケーションだ。
まず、会議室に入るとチュートリアルが始まる。スマートフォンを使って会議の進行や室内の操作、音声入力が可能。チュートリアルでは「最近のうれしかったこと」などについて問われ、これに回答することで操作方法について学ぶ。
デモでは、新人のモチベーションを高めるための施策についてアイデアを深堀りする様子が披露された。漠然としたアイデアを抱えたまま始めても、生成AIとの対話によって徐々に具体化できる。
すべての問いに回答すると、次はエミリーとルーカスの出番。ChatGPTを裏側に搭載した2人のキャラクターは、エミリーは比較的優しく、ルーカスは厳しく調整されている。先ほど回答した内容について、キャラクターとの対話を通じてさらに深めていく。
コロナ禍をきっかけにリモートワークが広く浸透したが、リコーは人と人がリアルに会う時間や価値の重要性が増すとして、コミュニケーションの質の向上をサポートしてより良い働き方を支援するとしている。RICOH PRISMはまさに「"はたらく"に歓びを」を目指すリコーらしいソリューションであると感じた。