セイワは、自転車のハンドルに取り付けて、4K/30fps画質の映像を最大5時間撮れるバイクサイクルレコーダー「RAY19」を発売した。デジタル式の手ブレ補正にも対応する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,800円前後。

  • RAY19

有効約829万画素の1/2.8型センサーと明るさF2.2のレンズを搭載し、4K/3,840×2,160ドットの動画を撮影可能。一般的なフルHD/1,920×1,080ドットの映像と比べて細かいディテールまで映せるので、高品質な映像が撮れるとする。フレームレートは60fps/30fps。

さらに、強い太陽光やトンネルの出口から射し込む強い光などを抑え、建物の影や高架下などの暗い部分を鮮明に録画できるWDR機能を装備。明暗差のあるシーンでも映像の明るさとコントラストを適切に調整する。

カメラの揺れや振動をデジタル的に補正する手ブレ補正(EIS)も備え、「旅行先での走行中の風景の撮影も、手ブレを抑えて記録できる」という。ただし画像が揺れている部分を補正するため、EIS適用時は画角が狭くなる。また60fps撮影時は手ブレ補正が使えない。

4つの録画モードが選べ、通常モードとループ録画、タイムラプス、スローモーションを用意。ほかにもJPEG形式の写真を撮影することもできる。カメラ本体には無線LAN機能を備え、撮影した映像をiOS/Android向けの専用アプリから確認可能。スマホに落としてさまざまなSNSへアップロードすることもできる。

本体はIPX4防水対応。容量2,500mAhのバッテリーを内蔵しており、4K/30fpsの動画を最大約5時間撮影できる。自転車のハンドルに配線不要で挟み込むだけで取り付け可能で、着脱して持ち運ぶこともでき、盗難のおそれもないとしている。対応するハンドルサイズは30Φ以下。

本体上部には2型/320×240ドットのIPS液晶ディスプレイを備え、取り付け時の位置合わせや撮影時のフレーミングなどを調整できる。パネルのタッチ操作には非対応だが、下部のボタンで操作が行える。このほか、最高1,000ルーメンのLEDライトも備え、夜間走行中の視認性を高められるとする。明るさは3段階で調光可能だ。

動画の記録方式はMPEG-4 AVC/H.264のMP4。記録メディアは、最大128GBまでのmicroSD/SDHCカード。カメラの視野角は水平86度、垂直70度、対角100度(EISモード以外)。充電端子ははUSB Type-C。本体サイズは55×105×37mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約115g(ブラケットを除く)。32GBのカードや、手をハンドルから離さず操作できる手元スイッチなどが付属する。