シグマは3月26日、フルサイズミラーレス用の標準レンズ「SIGMA 50mm F1.2 DG DN|Art」を発表した。開放F1.2の大口径タイプながら、745g(Lマウント版)の軽量設計とした。フォーカスブリージングも抑制し、F1.2での動画撮影も楽しめる。Lマウント版とEマウント版の2種類で、SIGMAオンラインショップでの直販価格は242,000円。発売は4月18日。

  • 開放F1.2ながら小型軽量設計にしたフルサイズミラーレス用の標準レンズ「SIGMA 50mm F1.2 DG DN|Art」

絞り開放から申し分なく使える描写力を備えつつ、ガラス1枚1枚を薄型化したことで、小型軽量設計に仕上げた。とろけるようなボケの表現にこだわったほか、シグマレンズ初となる13枚の絞り羽根を採用し、絞り込んでも円形のボケ表現ができるようにした。

  • 開放F1.2の50mmレンズとしては圧倒的にコンパクトだ

  • 絞りリングのクリックの有無を切り替えられる

AF駆動はリニアモーター「HLA」(High-response Linear Actuator)で、従来よりも体積を削減した新方式を採用したことで、レンズの小型化につなげた。

レンズ構成は12群17枚(非球面レンズ4枚)、絞り羽根枚数は13枚(円形絞り)、最小絞りはF16、最短撮影距離は40cm、最大撮影倍率は1:6.2、フィルターサイズはφ72mm。最大径×長さはφ81.0×108.8mm、質量は745g。

  • レンズ構成図