シャープが開発中のフクロウ型ヒーリングファン「はねやすめ」。その実機展⽰が、東京・世田谷にある二子玉川 蔦屋家電内「蔦屋家電+」で3月8日からスタートする。
はねやすめは、フクロウの羽ばたきを参考に、心地よい自然の風を再現する“はばたき送風機”。2023年にコンセプトを発表し、大規模展示会「CEATEC 2023」に実機を出展したことで注目を集めた製品が、蔦屋家電+で誰でも見られるようになる。
同製品は、自然の摂理に学び、生物の身体構造や生きるための知恵を応用して、“くらしにも環境にもやさしく快適なモノづくり”をめざす、シャープ独自の研究・開発から生まれた“ネイチャープロダクト”の第1弾。
フクロウの大きな羽根の骨格構造や、平面形状、しなり、はばたきの原理メカニズムを参考にしており、はばたきで生まれる風は不均一でゆらぎのある自然に近い風になる。ストレスを感じている人や、ストレスが生じる環境、またはリラックスしたいときに、はねやすめをそばに置いてその風を浴びることで、自然のやすらぎを感じてもらうことを想定している。
蔦屋家電+ キュレーター(蔦屋家電エンタープライズ 伊藤謙一郎氏)のコメント
一時期のリモートワーク主体の働き方からオフィス回帰する企業が増え、リアルにコミュニケーションを取ることのメリットが見直されています。働く人のQOLを向上させたい、と共用スペースに工夫をする企業や、それを叶えるためのプロダクト開発も進んでいます。
今回の「はねやすめ」も、家具売場や設計・デザイン事務所などのB to B市場を想定された製品です。リフレッシュできる風という機能面だけでなく、情緒的なくつろぎを感じられるのが、一番の特長だと思います。その意味では家庭での利用の可能性もありそうです。このようなアプローチが増えていくことで、働き方自体が、余裕ある豊かな方向へ向かうことを期待したいですね。