ヤマハは、独Steinbergと共同開発したUSBオーディオインターフェース「IXO(イグゾ)」シリーズの販売を開始した。「IXO12」と「IXO22」をベースにした展開で、希望小売価格は「IXO12」が14,300円、「IXO22」は19,800円。
「IXO」シリーズの「IXO12」と「IXO22」は24bit/192kHzに対応した2in/2outのUSBオーディオインターフェース。USB 2.0(USB Type-C)対応端子を搭載し、Mac/Windows/iPad/iPhoneのマルチプラットフォームに対応。iOS端末と接続時は、CC(クラス・コンプライアント)モードに自動で切り替わる機能を装備している。「IXO12」ではマイクプリアンプを1基、「IXO22」では2基搭載。
レイテンシーフリーのダイレクトモニタリングにより、レコーディング時にリアルタイムで入力信号を再生できるモニター環境を整備し、「IXO22」ではMONO/STEREOの切り替えも行える。楽器の演奏音やPCで再生しているサウンドなどを本機内でミックスし、PCを通じてインターネット上に配信できる「ループバック機能」を搭載しており、ループバックのON/OFFをハードウェア上のモニタースイッチでコントロールできる。また、各インプットにはミュートスイッチが用意されており、配信中に席を離れる際、マイクだけをミュートするといったことも可能となっている。
本体のほか、Mac/Windows対応のDAW「Cubase AI」ダウンロード版が付属。さらにVSTインストゥルメントやループセットの一部を無償で利用できる「Steinberg Plus Download Access Code」を同梱している。
「IXO12」と「IXO22」ともに、ブラックとホワイトの2色展開で、サイズ/質量はW158×H47×D102mm/450g。また、「IXO12」のブラックモデルにコンデンサーマイクおよび三脚のマイクスタンド、ポップガードなどを同梱した「IXO Podcast Pack(希望小売価格:28,600円)」と「IXO22」のブラックモデルにスタジオモニターヘッドホンとスタジオコンデンサーマイクをバンドルしたパッケージ「IXO Recording Pack(希望小売価格:34,100円)」も同時発売となっている。
動作条件は以下の通り(iPadはiPadOS 13、iOSデバイスはiOS 14以降で動作するが、対応モデルについては不明)。
- Mac:macOS Monterey以上、Intel Core iシリーズ マルチコアプロセッサ 2GHz以上またはApple Silicon、4GB以上のメモリ、50MB以上以上のディスク空き容量、USB2.0/3.0/Type-Cコネクター、解像度1,280x800以上のディスプレイ、インターネット環境(ユーザー登録、同梱ソフトウェアのダウンロード等で必要)
- Windows: Windows 10 Version 22H2(64bit)以上、Intel Core iシリーズ マルチコアプロセッサ 2GHz以上または同等のAMDプロセッサ、4GB以上のメモリ、50MB以上以上のディスク空き容量、USB2.0/3.0/Type-Cコネクター、解像度1,280x800以上のディスプレイ、インターネット環境(ユーザー登録、同梱ソフトウェアのダウンロード等で必要)