仮想現実を活用した事業を手掛けるアオミネクストが、広域通信制高校の勇志国際高等学校における「メタバース生」コース設置の企画と、システム構築をおこなったと発表した。2024年4月入学・転入生募集を開始している。自宅などからアバターで通学可能で、卒業者は高校卒業資格を得られる。ネットでは「凄い時代になった」「ついにここまで」などと話題となっている。
今回開かれる「メタバース生」コースは、学校教育法一条に定める学校が提供するコースとなっており、卒業者は、全日制高等学校と同様に高校を卒業したものとなる。
同コースでは、生徒に無償でVR機器を貸与し、ホームルームやグループディスカッション、プレゼンテーション指導などをVR空間内で行うという。VRプラットフォームは、自治体やインフラ企業で活用の実績がある「Planeta」などを採用する。
年間行事では、メタバース空間内で各クラスが出し物を企画・実施する文化祭「勇志祭」や、学生同士の親睦を深めるeスポーツ大会などを実施予定とのこと。
同社によれば、文字媒体中心のコミュニケーションが活用されることが多く、他者との関わり合いが薄くなる傾向にある通常の通信制とは異なる特徴として、「メタバース生」コースでは、「3D空間を積極的に活用することで、自分と気の合う友達と出会いやすい環境を整備」できることが期待されるという。また、「全国様々な場所から通う多様な生徒と関わり合いを持つことが可能な為、それぞれの生徒にとってコミュニケーションの取りやすい友達が見つかりやすいことが大きなメリット」だそうだ。
ネット上では「ええ!凄い時代になったもんだ!」「これはすごい! 画期的すぎて不安になる。未来に生きている学校」「外見によるいじめとかも起きにくいだろうし、制服や教科書のコストもある程度抑えられそう」「これは良い試みかも」「ついにここまできたか」「9割美少女アバターで中身は大体男とかなりそうw」などの声が寄せられた。