Connectivity Standards Alliance(CSA)は11月9日、スマートロックの次世代標準規格「Aliro」を発表した。
スマートフォンやスマートウォッチなどを使って施錠・解錠できるスマートロック製品の通信プロトコルや資格情報の仕組みを標準化し、相互運用性を高める取り組み。アップルやグーグル、サムスン電子などのほか、クアルコムやNXPセミコンダクターなどの半導体企業や、AllegionやASSA ABLOYなどの大手鍵・錠前メーカーも参加している。
関連する両業界の大手企業が名を連ねていることとあわせて注目しておきたいのが、CSAはすでにスマートホームの標準規格「Matter」を成功させた実績がある業界団体ということだ。
Matterはスマートホームデバイス・IoTデバイスを相互接続するための統一されたオープンな接続規格で、ハブとなるスマートスピーカーはAmazon/Google/Appleの3陣営が揃って対応し、SwitchBotやNature Remo、Philips Hueなど対応機器も数多い。同様の影響力がスマートロック業界にも及ぶ可能性は高いだろう。