フォントワークスは9月28日、同社では初となるオリジナル欧文書体「Yo One」をリリースしたことを発表した。年間定額制フォントサービス「フォントワークス LETS」「学生向けフォントワークス LETS」にて、追加料金なく利用できる。
「Yo One」は、フォントワークスの書体デザインディレクターであるヨアヒム・ミュラー=ランセイ氏が制作した、ぬくもりを感じる親しみやすさと信頼性・実用性を兼ね備えた、汎用性の高いフォント。
現代的でクリーンかつ鮮明、あらゆるニーズに対応する書体としてデザインされたもので、ポスターやパッケージやWebデザインだけに限らず、各種デバイスへの組込み用フォントにも適する。
文字ごとの形状の違いが大きく、識別しやすい。「C」「e」「3」などに見られるオープンカウンター形状が特徴。開口部を広く取ることにより判別性や視認性が向上した。
欧文書体が持つさまざまなバリエーションを複数の軸で体系化し、156フォントを有する。6つのファミリーで構成され、「セリフ・サンセリフ」の2スタイルに分かれ、それぞれに書体の特徴を表す 「リニア・セミ・コントラスト」の3フレーバーを用意。
各ファミリーが13ウエイトで展開され、それぞれにローマン体とイタリック体の2アングルを用意。構成は、6ファミリー(2スタイル×3フレーバー)×26サブファミリー(13ウエイト×2アングル)の合計156フォント。
ひとつの字形からセリフの有無、コントランスの強弱など異なる特徴をもつ書体へ展開。統一されたルールで設計されており、セリフとサンセリフなど異なる特徴を持つフォントを組み合わせて使用しても調和を保つことができるため、ブランディングなどで視覚的な統一性が必要なシーンにも適する。