ガーミンジャパンは9月28日、ミリタリー準拠のタフネス性を備えたGPSスマートウォッチ「tactix」シリーズ新製品として、「tactix 7 AMOLED」を発表した。10月5日に発売する。価格は198,000円。
tactix 7 AMOLEDは、ガーミンのフラッグシップモデル「epix Pro」をベースにミリタリーや航空機能を追加し、より高難度のミッションやアクティビティに対応したGPSスマートウォッチ。1.4インチの画面には硬度と透明度に優れたサファイヤガラス、ベゼルやリアカバーにはダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングチタンのチタン素材を採用するなど、高品位なデザインも特徴となる。
本体は米国防省が定める調達基準「MIL-STD-810」に準拠する耐熱・耐衝撃・耐水をクリア。ディスプレイは1.4インチでAMOLED(有機EL)パネルを採用し、タッチ操作とボタン操作の両方に対応する。ボタンは金属製ガードを備え、高い耐久性と操作性を両立した。
タクティカル機能として、暗視ゴーグル着用時でも画面が視認できる低輝度モード「ナイトビジョン」などを新搭載。また、航空降下をサポートする「ジャンプマスター」、GPS位置情報の保存や共有をオフにし無線通信も無効化する「ステルスモード」、ワンタッチで時計内の情報を瞬時に消去できる「キルスイッチ」、弾道計算機(有料)なども搭載する。
アビエーション(航空)機能では、NEXRADの天気情報を5分間隔で確認できるほか、空の状態や気象条件などを表示するMETAR&TAF気象レポート、世界空港データベース、フライトログなどを利用できる。
本体裏面には第5世代光学式心拍計を内蔵。衛星測位はGPS/GLONASS/GALILEO/みちびき(補完信号)をサポートする。搭載センサーは心拍計、血中酸素トラッキング、コンパス、ジャイロセンサー、温度計、気圧高度計など。LEDフラッシュライトも備え、通常の白色に加え、暗視仕様のグリーンに切り替えても使える。
フィットネス機能はウォーキングやランニングなど100以上のスポーツ計測に対応。ヘルスモニタリング機能は心拍数、呼吸数、歩数、消費カロリーといったベーシック機能に加え、同社スマートウォッチの特徴である体のエネルギー状態を数値化する独自指標「Body Battery」、ストレススコアや血中酸素トラッキングなどを測定できる。
このほか、日常使いに役立つ機能としてSuica対応のキャッシュレス決済(Garmin Pay)、音楽再生機能、スマホ通知機能などを備えている。主な仕様は下記の通り。
- 本体サイズ:51×51×16.4mm
- ディスプレイ:1.4インチ(35.56mm)AMOLED 454×454ピクセル
- 重さ:96g
- バンド素材:ブラックナイロンバンド(交換用のシリコンバンド付属)
- ベゼル:DLCコーティングチタン
- 内蔵メモリ:32GB
- バッテリー駆動時間:スマートウォッチモードで約31日間、マルチGNSS+音楽再生で約17時間
- 防水:10ATM(100m防水)