ワコムは9月21日、「Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch 法人モデル(DTH134)」および「Wacom One 液晶ペンタブレット 12 法人モデル (DTC121)」の販売開始を発表した。
Wacom One 液晶ペンタブレット 法人モデルは、これまで必要だったドライバのインストールを排し、USB Type-Cケーブル1本でPCに接続してすぐ使える仕様。フルHD(1920x1080)解像度のガラスディスプレイを搭載している。
ペン先とカーソルとの視差を最小限に抑える「ダイレクトボンディング方式」を採用。ガラスディスプレイにアンチグレア加工を施すことで、紙に書くような自然な書き心地を実現した。CitrixやVMwareの仮想デスクトップ環境下でも利用可能となっている。
本体には盗難防止用のセキュリティスロット(ケンジントンロックNanoSaver)やペンを収納する専用ホルダーを備え、ペンの紛失を防止するためのペンテザーも製品パッケージに同梱。また、ドライバをインストールすることで業務フローをサポートする各種SDKが利用可能になるほか、AES256/RSA2048暗号化によりトランザクションにおけるセキュリティーを確保する。
Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch 法人モデルはマルチタッチジェスチャーに対応しており、指先で画面を操作できる。
銀行、保険会社、ホテルなどのカウンターや商業施設、工場などの入退館受付窓口で求められる書類の記入やサイン、また製造業や一般企業での検図や校正業務などをデジタル上で手書き入力することで、ペーパーレス化によるコスト削減、データ紛失のリスク軽減、文書作成の効率化や時間や場所にとらわれずに業務の進め方の幅を広げられるなど、業務の効率化が期待できるとしている。