=東京都は、関東大震災から100年の節目である9月1日に、防災対策について役立つ情報をまとめた防災ブック「東京くらし防災」と、「東京防災」の最新版を公開した。「近年の災害の最新情報のほか、社会の多様性や居住形態の変化、国際環境の動向などを反映」しているとのこと。

  • 東京都、防災ブック「東京防災」最新版を公開 - 関東大震災から100年の節目

    関東大震災から100年の節目に、東京都が最新版の防災ブックを公開

今回リニューアルされた「東京くらし防災(pdfが開きます)」では、日常の暮らしの中で手軽に取り組める防災対策や、災害時の行動ルールなどが書かれている。また、女性や高齢者、障害者などの多様な視点での防災行動なども紹介している。日々の生活での防災意識向上を促進するための情報が詰め込まれている。

  • 「東京くらし防災」は、日常から実践できる防災行動を学べる

東京防災(pdfが開きます)」では、最新の被害想定や、災害シナリオ等など、防災知識を深められる内容となっている。また、災害種別ごとに必要な備えとアクションや、多様な人びとの防災対策について「東京くらし防災」よりも詳細な内容が書かれている。地域やマンション、学校、職場などの大きなコミュニティでの防災対策にも活用できる情報が掲載されている。

  • 「東京防災」は、防災知識を深められる内容

「東京くらし防災」と「東京防災」は、ともにPDFとデジタルブック(EPUB形式)で配布中だ。同日には、マンションに特化した防災対策を伝える「マンション防災リーフレット」や、家庭での電気安全対策を紹介する「感震ブレーカーリーフレット」も同時に公開された。

今後30年以内に高確率で発生すると考えられている首都直下型地震や、南海トラフ地震。こうした大災害は、いつ起こるかわからないので、最新版の「防災ブック」を一読しておく価値はあるだろう。