工機ホールディングスは8月9日、電動工具ブランド「HiKOKI」から、低振動かつ切断スピードを大幅に向上させたコードレスマルチツール「CV 18DA」を発売した。10月18日から全国の電動工具取扱販売店などで発売し、価格は45,320円(本体のみ)。

  • コードレスマルチツール「CV 18DA」

マルチツールは、切断・剥離・研削といった用途に合わせて多くの作業ができる電動工具。住宅建築のリフォームや修正作業などで使用されることが多い。HiKOKIのマルチツールは、37種類の先端工具を付け替えることで、面一切断・ポケット切断・剥離・研磨など、用途に合わせてさまざまな作業に対応可能だ。

新製品のCV 18DAは新しく防振構造を採用した。内蔵の機構部と外側のハウジングを、クッション性のあるやわらかいゴムで絶縁する構造となっており、機構部から発生する振動を低減。無負荷振動値を約90%削減した。また、ブレードの振り角を3.6度に拡大したことで、切断スピードが約2倍以上に向上している(いずれも従来モデルCV 18DBLとの比較)。

  • 切断速度が2倍以上に向上

  • 小形ブラシレスモーターを採用し、モーターが小さく・短くなったことで、ハンドルが細くなり、握りやすい形状になった

本体サイズはW87×H122×L341mm、重さ1.9kg(いずれも「BBSL36A18X」装着時)。振動角度は3.6度(両側合計)、無負荷振動数は6,000~20,000min-1(回/分)(気温20度・満充電時)。電源は同社のリチウムイオン電池18V(BSL18XXシリーズ)・14V(BSL14XXシリーズ)かマルチボルト蓄電池(残量表示付)。

付属物はブレード(MSD32PBC)・サンドペーパー取付け用パッド(MSU93D)・サンドペーパー6枚(#60、#120、#240 各2枚)・アクセサリケース・システムケース(No.2)・電池カバー。

  • ブレードの先を明るく照らすLEDライト付き