キーボード/マウス・メーカーのKeychronがゲーミングブランド「Lemokey」を立ち上げ、同社初のゲーミングキーボード「Lemokey L3」のKickstarterプロジェクトを開始した。

Keychronは2017年にキーボード愛好家のグループによって設立された。ユーザー視点から製品を開発し、数々のKickstarterプロジェクトを成功させ、急速にキーボードメーカーとしての地位を確立。メカニカルスイッチにこだわりつつも、ゲーマーにターゲットを絞り込まず、エンジニアやデジタルワーカー、そしてMacユーザーといった幅広いニーズに応える製品を提供してきた。そのため、ゲーマーをターゲットにした初の製品を提供するにあたって、ゲーミング向けであることを明確に伝えられるように専用ブランドを設けた。

Lemokey L3は、「Keychron Q3 Pro」(80%レイアウト)の基本デザインを採用している。2.4GHzワイヤレス接続をサポートし、それによってワイヤレスと有線の両方で1000Hzのポーリングレートを実現している。また、Bluetooth 5.1を利用してPC、タブレット、携帯電話など最大3台のデバイスと接続し、素早く切り替えることが可能(Bluetoothモードのポーリングレートは90Hz)。

フレームにCNCアルミニウムを採用したボディは、ダブルガスケット構造になっている。ボディは簡単に分解して調整でき、PCBはホットスワップに対応する。スイッチには市販されているほぼ全ての3ピンおよび5ピンのMXスタイルメカニカルスイッチの使用が可能。ベアボーンとFully Assembled(組立済み)を用意しており、組立済み製品にはGateron Jupiterスイッチを用いている。

キー数は91個。12個のマルチメディアキーと回転ノブを備え、VIAを使用してQMKファームウェアのキーマップのカスタマイズやマクロの作成が可能。対応OSは、Windows、Mac、Linuxなど。

4000mAhのバッテリーを内蔵し、動作時間はバックライト・オフで最大200時間、明るさ最小で同100時間。本体サイズは401×137×30.34〜43.38mm(幅×奥行き×キーキャップ込みの高さ)、重量は約2kg。カラーはブラック、ブルー、スペースシルバーの3色。