パソコンのトレンドやお買い得品の定点観測に、毎度レポートしているマウスコンピューターのダイレクトショップ。これまで、主に東京の新宿店と秋葉原店を訪問していたのだが、今回は、福岡県は福岡市のマウスコンピューター福岡ダイレクトショップの情報を得る機会があった。地域ならではの特色があるのも、リアル店舗の面白いところだろう。ちょうど今週末からは、ダイレクトショップ全店で新たな期間限定セールもスタートしているので、まとめて情報お届けしたい。
まずは全国のダイレクトショップで実施する、新しい期間限定セールから。期間は8月24日までだ。各店舗でチラシを配布しており、こちらのリンク先で同様のWeb版チラシを見ることができる。見所としては、発売されたばかりの"白いパソコン"がさっそくセール対象になっており、クリエイター向けノートPC「DAIV R4」がCore i7-12650H/GeForce RTX 3050 Laptop/メモリ32GB/SSD 1TB搭載で189,800円、ゲーミングデスクトップの「G-Tune DG(ホワイトケース)」がCore i7-13700F/GeForce RTX 4060/メモリ32GB/SSD 1TB搭載で223,100円など。
本誌で福岡店を紹介するのは今回が初めてかと思うので、ちょっとお店の概要もお伝えしておこう。九州最大ともいわれる繁華街・天神に立地し、地域有数のターミナル駅である天神駅から徒歩圏内ということもあってか、「仕事帰りに立ち寄って、持ち帰りで購入されるお客様が多いですね。なので持ち運べるノートPCが売れ筋になりやすいです」とは栁店長談。お店としては、即納可能な在庫を手厚く用意するように工夫しているそう。また、福岡は「転勤族」が多いという土地柄も、機動力の高いノートPCが人気となる背景になっているようだ。
ブランドで言えば「DAIV」や「G-Tune」に比べ、スタンダードな「mouse」ブランドのモデルが良く出るそうだが、「最近は動画編集や写真編集のニーズが高くて、量販店では入手しにくい高スペックなPCを探しているお客様が増えている印象です」(栁店長)という。また福岡店は「スペック指名買いよりは、まずはニーズからパソコンを探すお客様が多い」(栁店長)ともいい、ニーズに合ったモデルを出せるよう接客時間を惜しまない方針で、実際の使い道を詳しくヒアリングし、本当にニーズに合ったパソコンを案内しているのだとか。
例えばおおまかにクリエイティブ用途のノートPCであっても、DAIVではなく、場合によってはsRGB100%近くをキープしつつ高速な液晶を備えたG-Tuneの方が、現在の機器環境や使用スタイル次第では向いていたりする。しかも同じGPU性能ならG-Tuneの方が安価な場合もあるので、結果、お店からG-Tuneという選択肢を提案することもあるそうだ。ゲーミングノートPCならG-Tune…ではなく、プレイスタイルによっては価格を抑えつつGPU入りのmouseノートPCで足りるということもあるだろう。「やっぱり常連さんになってほしいですし、お客様同士の口コミで来店してくださる方もいるので、満足いただける提案ができるよう心がけています」(栁店長)というので、福岡店では「少しでも迷ったらスタッフに声を掛けるのが吉」だろう。
ここからは、現在の福岡店のお買い得モデルと、特に推しているモデルをいくつか紹介しておこう。
ちなみに福岡店・栁店長の個人的イチオシはゲーミングデスクトップPCの「G-Tune PG」で、店頭特価にてGeForce RTX 3060 Ti搭載モデルを10万円台中盤で販売中だ。近頃はPCでゲームをする人が日本でも増えているので、特に力を入れている部分だろう。ただ、このG-Tune PGに関しては「福岡での仕事用」にも最適なんだとか。というのも、持ち運び用のハンドルが最初からついているコンパクトな高性能デスクトップということで、本来の用途であろうLANパーティ用にもいいのだが、引っ越しの多いSOHO向けや、先にお店の特色の段で触れた福岡に多い「転勤族」のお客向けに、ノートPCでなくても機動力が得られる選択肢として、仕事用に提案しても好評なことがあるそうだ。
最後に、お店への「行き方」もちょっとだけご紹介。というのも、駅から徒歩5分と近いのだが、地元では有名な商店街アーケードの新天町(北通り)を通り抜けたところに店舗があり、慣れていないと迷いやすいかもしれないので。住所や近隣地図はこちらリンク先の店舗ページが詳しく、まぁマップアプリなど使えば最も安心なのだが、ついでに展示機や即納モデルの一覧、お店の混雑状況なども掲載されているので、来店の際には事前にチェックしておくといいだろう。