カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチは、調査レポート「Global eSIM Landscape Market Outlook and Forecas」を発表した。
レポートによれば、2022年のeSIM対応端末出荷数は世界全体で4.24億台にのぼり、前年比11%増だった。スマートフォンの買い替え需要が低迷しており、セルラー通信機能を持つ端末全体の出荷数が前年比3%減となったことを踏まえると、出荷数全体に占めるeSIM対応率は高まっていることがうかがえる。
また、通信キャリア側のeSIM対応も進んでおり、MNOに限っても世界で275社以上が対応しているという。
同社では、現在普及段階にあるeSIMのほか、iSIM(インテグレーテッドSIM、SoC統合型SIM)やソフトSIMを含めて、従来型のSIMカード以外の新たなフォームファクタ(レポート内ではxSIMと総称)に対応する端末は、今後5年間で累計60億台以上出荷されると予想している。