火炎放射器の製造を行う米Throwflame社は、世界初の火炎放射器を搭載したロボット犬「Thermonator」を発表した。ネットでは「終末感」「ゲームに出て来そう」などと話題となっている。
「Thermonator」は、四足歩行のロボット犬の背中に、同社が開発した遠隔操作が可能な火炎放射器「ARC Flamethrower」が装備されている。なんともインパクトのある見た目だ。火炎放射器のスペックはというと、一度に最大45分間の稼働が可能で、放出される炎の長さは約9メートルに達する。ロボット犬の本体には、おそらく中国Unitree Robotics社の「Unitree Go1」を使用しているとみられる。
攻撃的な見た目だが、主な使用用途は野焼きや、整地、雪の融解などの作業、害虫や蜂の巣の駆除などが挙げられている。また、花火大会や映画の小道具としての使用も想定しているようだ。公式サイトでは、実際に火炎放射を使用している映像も公開されている。興味があればチェックしてほしい。
価格は明らかとなっていないものの、参考までに「ARC Flamethrower」は699ドル~899ドル(約10万円~約13万円)。「Unitree Go1 Air」は2,700ドル(約39万円)で、「Unitree Go1 Pro」は3,500ドル(約50万円)だ。記事掲載時点ですでに予約受付中で、出荷は2023年第3四半期を予定している。なお、日本では経済産業省からの承認がないと、火炎放射器を輸入することはできない。
ネット上では「ナニカヲヤクト、スコシダケココロ、アタタカイ・・・」「まんまゲームに出て来そうなロボットだなw」「夜道でこれ見たら泣くわw」「もうプロモーション映像から終末感溢れてるんだよな」「向こうはスズメバチの巣を木ごと焼却とかやってたからなぁ、需要はありそうだな」などの声が寄せられた。