産業機械メーカー・ヤンマーホールディングスは、同社が制作・プロデュースをするオリジナルアニメ「未ル」のプロジェクトを、本格始動すると発表した。人と自然の調和をテーマに描き、主人公たちが未来を切り開く姿が描かれるという。ネットでは「ヤン坊とマー坊は出ないの?」「ラスボスはKUBOTA」などと話題となっている。はたしてヤン坊とマー坊は、登場するのだろうか。

  • 農機大手ヤンマーがオリジナルアニメ「未ル」を本格始動 - ネット「ヤン坊とマー坊は出る?」「ラスボスはKUBOTA」

    ヤンマーが制作・プロデュースを担当する、オリジナルアニメ「未ル」が本格始動!

未ル」は、同社が2022年11月に発表していた「YANMAR Project Socius」を発展させたもの。同社が制作・プロデュースを担当し、同社デザイナーがロボットデザインの原案を担当したという。脚本は、機械知識に造詣の深い森田繁さんが務める。公開時期は2024年を予定している。

  • ヤンマーのデザイナーがロボットデザインの原案を担当

本作は、「人と自然の対峙と調和」をテーマに、私たちが生きるために必要な自然環境を守るべく、主人公たちが奮闘し、ロボットと関わりながら成長していく姿が描かれる。作品タイトルの「未ル」は、「人の豊かさ」と「自然の豊かさ」を両立させた「未来」を切り拓く人々の姿をイメージしており、また持続可能な社会の実現に向けたヤンマーの想いが込められているとのこと。

<動画>YANMAR Project Socius Anime Trailer

本作は、同社の魅力をグローバルに発信していく取り組みの一環だ。日本が誇る文化であるアニメは今や世界中で共通言語になりつつあり、さらに動画配信サービスが普及したことで、世界のどの国でも日本のアニメを視聴できるようになったからこそ、本作をきっかけに、海外での認知拡大をはかるという。

同社は「人と機械の関わり合い、人と自然との共生、そして主人公が自分の可能性を信じてチャレンジし成長していくストーリーは、ヤンマーの価値観である『HANASAKA』や、原動力となる『ワクワク』と根底で共通していくものです。フィクションであるアニメの世界と、我々が存在する現実世界が、お互いに影響を及ぼしながら一つの世界観を作っていく。そんな挑戦を日本が誇るアニメで実現したいと考えています」とコメントした。

さらに今回の発表にあわせて、米・ロサンゼルスで行われる北米最大級のアニメイベント「Anime Expo 2023」に出展することも発表された。本イベントは、米現地時間7月1日から7月4日までの期間で開催される。

ネット上では「ヤン坊マー坊天気予報ファンの1人として嬉しい😭」「ラスボスはKUBOTA」「ヤン坊とマー坊は出ないの?」「作中にヤン坊マー坊天気予報出たら見るわ」などの声が寄せられた。