バッファローは6月14日、手軽にメッシュネットワークを構築できるWi-Fiルータ「WNR-3000AX4」シリーズを発表した。

ペアリング設定済みで、すぐにメッシュWi-Fiを構築できる2台セットモデル「WNR-3000AX4/2S」は7月上旬に、単体モデル「WNR-3000AX4」は7月中旬に発売する。価格はいずれもオープン。店頭予想価格は、2台セットが28,480円前後、単体モデルが14,980円前後の見込み。

  • 「WNR-3000AX4」シリーズ

Wi-Fi AllianceのメッシュWi-Fi認証プログラム「Wi-Fi CERTIFIED EasyMesh」を取得した無線LANルータ。他社製も含め、Wi-Fi EasyMesh対応のルータや中継機と自由に組み合わせ、メッシュネットワークを構築できることが特徴だ。

「WNR-3000AX4/2S」は、Wi-Fi EasyMeshによりペアリング済みのWi-Fiルーター親機・中継機セットモデル。初期設定済みとなり、設置するだけで「Wi-Fi EasyMesh」によるメッシュWi-Fi環境を構築できる。

  • 2台セットのWNR-3000AX4/2S。ペアリングと初期設定済みで、好きな場所に置き電源をいれるだけで、Wi-Fiメッシュを構築できる

  • 側面のランプ類

本体は、見える場所に置いても圧迫感が少ない白を基調とし、アンテナを内蔵したデザイン。通信はWi-Fi 6(4ストリーム[2+2])に準拠し、5GHz帯で最大2,401Mbps、2.4GHz帯で最大573Mbps(いずれも理論値)での通信に対応する。

機能面では、複数のデバイスと同時通信できるOFDMAや、スマートフォンなど接続デバイスの待ち受け時間を制御してバッテリーを節約するTWT(Target Wake Time)、デバイスとの電波強度を判断し、2.4GHz帯/5GHz帯を自動で切り替える「バンドステアリングLite」などを搭載。IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)もサポートする。

セキュリティ面では、デジオン社が提供するネットワーク機器向けセキュリティー組込みサービス「DiXiM Security」を搭載し、ルータと接続しているスマート家電などを、不正な遠隔操作や、マルウェアによるパソコン内のデータ流出といったサイバー攻撃から防ぐ。

利用できるのは、「DiXiM Security」ベーシック+プレミアム機能の1年間無料ライセンスで、プレミアム機能は今後のファームウェアアップデートで対応する予定。継続利用したい場合、無料期間終了後に有料でライセンスを更新できる。

本体サイズはW120×H174×D73mm、重さは約370g。搭載ポートはWAN×1、LAN×3で、いずれもギガビット対応。

Wi-FiセキュリティはWPA3 Personal/WPA2 Personal/WPA/WPA2 Personal/WPA2/WPA3 Personal/WEP(128-bit / 64-bit)のほか、Any接続拒否、プライバシーセパレーター、MACアクセス制限(最大64台)などが利用できる。

  • 電源ポートやLANポートは背面にまとまっている