Windows 11の「ペイント」がダークモードに対応する。米Microsoftは6月1日(現地時間)、デザインを改善した「ペイント」のプレビュー提供を、Windows 11 InsidersのCanaryチャンネルとDevチャンネルで開始した。
Microosftペイントの歴史はWindows 1.0のWindows Paintまで遡る。Windows 95から「ペイント」としてOSに付属し、Windows 7でリボンインターフェイスを採用、Windows 10で「ペイント3D」が登場するなど、Windowsと共に変化を取り入れてきたが、歴史を積み重ねてきたソフトゆえの古さが残るデザインだった。それがWindows 11でFluent Designに則ったデザインになり、ダークモードに対応したことでモダンな描画・画像処理ツールに生まれ変わった。プレビュー版は、デフォルトではシステムのテーマ設定が適用されるが、ダークモード固定に設定できるようになっている。
そのほかにも、Windows 11の新しいデザインのスタイルに合わせて画像のプロパティのダイアログをアップデートし、またアプリ全体のダイアログでアクセシビリティとユーザビリティを改善。アプリ全体のアクセスキーとキーボードショートカットのサポートも改善し、アクセシビリティとキーボードでの生産性を向上させた。
操作面では、キャンバス上のコンテンツの表示をより柔軟にコントロールできるように、表示の拡大/縮小に従来のプリセットに加えて、スライダーを使った調整と「画面に合わせる」オプションを導入した。