NTTドコモ モバイル社会研究所は5月31日、ネットショッピングの利用に関する調査レポートを発表した。
2023年1月に実施した「2023年一般向けモバイル動向調査」の調査結果をもとにしている。全国の15~79歳男女を対象としたWeb調査で、有効回答数は6,559件。
直近1カ月以内にネットで物を買った人が6割
直近1カ月以内にネットショッピングで何らかの物を買ったことがある人は男女ともに約6割。購入品目としては、女性は洋服類(30%)、化粧品(28%)、食品(24%)、かばん・小物(10%)などが多かった。男性の購入商品は食品(23%)、スマホ・PC関連(23%)、洋服類(22%)、家電(20%)などが上位だった。
買うものによって使うデバイスも変わる?
続いて、ネットショッピングで利用したデバイスを「スマホのみ」「両方」「PCのみ」の三択で聞き、先の購入品目と組み合わせて集計したところ、買うものによってネットショッピング利用時に使うデバイスの傾向に違いが見られた。
通勤・通学時間や寝る前などに読む人も多い電子書籍がスマートフォンでの購入率が高いことはイメージしやすいが、洋服類も比較的スマートフォンからの購入が多いようだ。
若年層と女性はスマートフォンからの利用率が高い傾向
同じくネットショッピングで利用したデバイスについて、性別・年代別で集計した。全年代の合計では、女性は「スマホのみで購入」が71%、男性は50%だった。
年代別では若年層ほどスマートフォンのみでの利用が多く、10~30代女性では9割前後におよぶ。男性のほうが多少PCでの利用が多い傾向は年代を問わずみられるが、特に40代・50代はその傾向が顕著で2割以上の差がついている。