楽天は5月19日、メッセージングアプリ「Rakuten Viber」にOpenAI社の生成AI「ChatGPT API」と「DALL・E 2」を活用した公式チャットボット「Viber AI チャット」を公開した。ユーザーが入力したフレーズに基づいてAIが画像を生成する機能も搭載する。Viberの利用登録を行えば、全機能が無料で利用できる。

「Viber AI チャット」は、日本国内で生成AIの関心が高まっていることを受けて提供を開始する。もともと「Rakuten Viber」では、生成AIを通じたユーザー体験の向上を目的として、2月にグローバル版のチャットボット「AI Chat & Create」を提供していた。これをさらに押し進め、手軽にサービスを体験できるよう日本語でのメニュー表示に対応した「Viber AI チャット」を開発。今回の提供に至っている。

「Viber AI チャット」は、OpenAI社の「ChatGPT API」を活用し、ユーザーが入力した質問に対してAIが自然な文章で回答を生成する機能を搭載。くわえて、画像生成AI「DALL・E 2」により、ユーザーが入力したフレーズに基づいてAIが画像を生成する機能も搭載する。

そのほかにも、ランダムなテーマでAIに画像と文章を生成させたり、ほかのユーザーに「Viber AI チャット」を紹介するなどの機能を内蔵している。利用対象者は「Rakuten Viber」の登録者で、利用は無料。