人気VTuber・周防パトラさんは、5月9日をもって所属プロダクション「ななしいんく」を卒業した。5月10日以降は、YouTubeチャンネルや見た目はそのままで、個人として活動を再開している。ネットでは「引退じゃなくて良かった」「行動力尊敬するし、見習いたい!」などと話題となっている。

<動画> 周防パトラから大切なお知らせ

周防パトラさんは、2018年からVTuber事務所「ななしいんく」のVTuberグループ「ハニーストラップ」の一員として活動していたVtuberで、魔界からやってきた悪魔の女王。オリジナルソングを披露したり、ゲーム実況をしたりと多岐にわたる活動を行なっており、特にASMR配信で人気を集めている。記事掲載時点で、チャンネル登録者数は67万人を超えている。

ななしいんく側は、「本人との協議を重ねた結果、周防パトラの意向を尊重し、独立の申し出を受け入れるかたちとなりました」と報告。現在販売中のグッズに関しては、在庫がなくなり次第販売終了するという。

パトラさんの配信によると、周防パトラとしての全ての権利を買い取り、今後は個人勢として活動を続けるとのこと。ただし、運営との不仲などが原因ではないそうだ。過去のアーカイブはそのまま公開されるとしている。

事務所卒業の背景には、所属していたグループ「ハニーストラップ」の解散がショックだったことが影響しているそう。「グループがなくなって、ソロになるってなんだろう。運営の力に頼らず、自分の力でステップアップしてみよう」と思い卒業を決めたという。

「ななしいんく」はもともと、「有閑喫茶あにまーれ」や「ハニーストラップ」、「シュガーリリック」など複数のグループが所属するプロダクションだったが、2023年3月21日から、すべてのグループは解散となり、「ななしいんく」グループに統合となっていた。

ネット上では「パトラちゃんの行動力尊敬するし、見習いたい!」「チャンネルやアーカイブをそのまま譲渡して下さる事、寛大なお心遣いに感謝します」「他箱だと卒業→転生ってパターン多いから独立ってのを許してるのは素直にすげーって思う」「引退かと思って怖がってたけど引退じゃなくて良かった」などの声が寄せられた。