ICOMAは5月5日から、折りたたみ電動バイク「ICOMA タタメルバイク」の先行オーダーメイド抽選販売を開始し、話題を集めている。折りたたみ式でありながら、スタイリッシュなデザインはワクワクするが、そのワクワクには納得の理由があるようなのだ。ネットでは「なんか妙なエンブレムついてそう」「コンボイ『私に良い考えがある』」などと注目が集まっている。

  • 変形ロボみたいな折りたたみ電動バイク「タタメルバイク」が話題、ネット民はデザイナーの経歴に注目

    スタイリッシュなデザインの電動バイク。折りたたみ式で、収納時はコンパクトな箱型に変形できる

「ICOMA タタメルバイク」は、日本の変形玩具から着想を得た折りたたみ電動バイク。今年はじめに米ラスベガスで開催された世界最大のテクノロジー見本市「CES 2023」に出展し、イノベーションアワードも受賞している。駐車スペースの限られた日本生まれのバイクだからこそ、小さな箱型のサイズとデザインであらゆる生活シーンへ自然と溶け込むのだという。バイク形態時の全高は1,000mm、全長は1,230mm、全幅は650mmで、さらに折りたたむと全高は690mm、全長は690mm、全幅は260mmまでコンパクトになる。車体重量は、バッテリー込で57kgだ。

ガソリンバイクの時は小さくても室内保管にちょっと躊躇したけど、これは電動だし、それこそ机の下に収納しちゃったりできそう

公式ホームページの専用フォームからエントリーが可能。税込55万円からで、左右のパネルやフロントセンターパネルへの特殊印刷加工、オリジナルカラーの塗装などのオーダーメイドができるとのこと。

  • 小さくてかわいい見た目。ホンダのモトコンポを思い出す

  • オリジナルカラー塗装などのオーダーメイドが可能

今後は、非常時にも役にたつ防災用ポータブル電源用途や、側面パネルを活用したデジタルサイネージ、太陽光パネルによる自家発電など、これまでのバイクには無い様々な拡張機能を追加予定だそう。

実はこのバイクをデザインした同社の代表は、玩具メーカー・タカラトミーで「トランスフォーマー」の海外事業を担当していた経歴を持っているのだ。確かに、この経歴を持つ人がデザインしたのならば、ワクワクするに違いない。

ネットでは「なんか妙なエンブレムついてそう」「コンボイ『私に良い考えがある』」「トランスフォーマーじゃ仕方ない」「モトコンポみたいなもんかしら?」、「まさか変形技術を実用化に持ってくるとは…」などの声が寄せられた。