消費者庁は4月27日、インテリア家具や雑貨などの公式通販サイトを装った偽サイトで商品を買ってしまったという相談が寄せられているとして、注意を喚起した。同庁で確認した偽サイトは下記4サイト。

  • 「Yogibo」のロゴや商品の画像を盗用した偽サイト(偽ヨギボーサイト)

  • 「Francfranc」のロゴや商品の画像を盗用した偽サイト(偽フランフランサイト)

  • 「COSTCO」のロゴ等を盗用した偽サイト(偽コストコサイト)

  • 「Aladdin」のロゴ等を盗用した偽サイト(偽アラジンサイト)

  • 「Yogibo」のロゴや商品の画像を盗用した偽サイトの例(消費者庁 注意喚起PDFより、以下同)

  • 「Aladdin」のロゴなどを盗用した偽サイトの例

偽サイトでは、通常の販売価格と比べ、例えば97%オフなど大幅な値引きであるかのように表示する。消費者は、偽サイトを公式通販サイトであると誤認し、商品を注文するが、注文した商品が届かないという被害が発生しているという。偽サイト上には電話番号の記載がなく、また問い合わせのメールを送っても返信がないなど、連絡が取れない場合もある。

偽サイトへの誘導は、InstagramやFacebookといったSNSでの広告や、インターネットの検索エンジンで上位に結果表示された広告のリンクなどから行われる。広告として表示されると、そのサイトが正規のものであると認識しやすく、注意が必要だ。

消費者庁では、偽サイトのつくりは巧妙で、URLが公式のものとよく似ているため、正しいURLか確認すること、会社概要に電話番号やメールアドレスといった連絡先が記載されているか確認することを推奨している。また、価格が異常に安かったり、支払い方法がクレジットカード決済や代金引換決済のみなど限定的だったり、利用案内や返信メールで不自然な日本語が使われていたりする際には、注意することが大事だとしている。