カプコンは、2023年4月21日に「ストリートファイター6 ショーケース」を開催。『ストリートファイター6』の最新情報を公開した。

また、2023年4月21日からは無料体験版『ストリートファイター6 Demo』を配信。アバター作成を含むワールドツアーの冒頭部分、ファイティンググラウンドの一部モードをいち早く遊ぶことができる。体験版で作成したアバターのデータは、体験版をプレイした機種と同じ機種の製品版へ引き継ぐことが可能だ。

ワールドツアーは、自分の分身であるアバターを自由に作成して、ストリートファイターの世界を冒険する没入型ストーリーモード。「ファイナルファイト」や「ストリートファイター」シリーズに登場するメトロシティのほか、アジアの片隅にひっそりと佇む新興国「ナイシャール」が今回のショーケースで公開された。

ワールドツアーには、RPG要素が取り入れられている。ストリートバトルを通して主人公をレベルアップさせると、スキルポイントをゲット。スキルポイントを使ってパンチ力を強化する、セットできる必殺技の数を増やすといったキャラクター育成要素も搭載する。

たとえば、スキルツリーから習得できる「ドライブスロー」を発動すると、時間の進みが遅くなるので、相手の攻撃を回避したり、パワーアップした「マスターアクション」をヒットさせて優位にバトルを開始したりできる。

アパレルショップにならぶ装備品を購入し装備すれば、見た目の変化を楽しめるだけでなく、キャラクターを強化できる。また、街には飲食店があり様々な食べ物が販売されている。その場で食事すると、体力を回復したり、バトル中にキャラクターを一時的に強化させたり、受けるダメージを軽減させるなど、さまざまな効果を得られる。バトル中に“ポーズ”して、購入した食べ物や飲み物を使って、体力回復させることもできる。

さらに、街にはファイターが多く歩いており、相手の近くでボタンを押すと、シームレスにストリートファイトが始まる。襲い掛かってくるキャラクターもいる。

フライトチケットを使って世界中を旅すれば、さまざまなレジェンドファイター達へ弟子入り可能。弟子入りした師匠との交流で新しいストーリーやマスターアクションが解放されるだけでなく、師匠にプレゼントを渡して「絆」を深めることで、師匠との素敵なエピソードが見られるという。さまざまなミッションも用意されている。

『ストリートファイター6』World Tourゲームプレイ&アバターバトルトレーラー

世界中のプレイヤーが育成したファイターと本格バトルが楽しめる「バトルハブ」モードの「アバターバトル」も発表された。レジェンドファイター達から習得した必殺技やスタイルを自由に組み合わせて、自分だけのプレイスタイルでバトルを楽しもう。ダルシムの「スタイル」、ザンギエフの「スクリューパイルドライバー」、ケンの「波動拳」など、自由な組み合わせを持つキャラクターによる対戦が可能だ。

「バトルハブ」では、「ファイターズクラブ(コミュニティ)」も用意。クラブのエンブレムやフライヤー、メンバーとお揃いの「クラブウェア」をデザインできるという。

「アバターバトル」の紹介映像

「ファイティンググラウンド」では、「ダメージ表現」機能を搭載。キャラクターはバトルが進むと汗ばみ、ダメージを受けると顔や体、衣服に傷や汚れがつくようになる。オフライン一部モード専用で、プレイヤーの好みでON/OFFを切り替えられる。

ゲーム体験を補助する「サウンドアクセシビリティ」機能も大幅に進化。対戦相手との距離を知らせるサウンドエフェクト、上・中・下段の攻撃ヒットやめくり攻撃のサウンドエフェクト、各種ゲージ残量のお知らせなど、さまざまななサウンドエフェクトを用意している。

「ダメージ表現」機能のイメージ

「サウンドアクセシビリティ」機能の例

「ストリートファイター」シリーズでおなじみの1人プレイ専用コンテンツ「アーケード」モードも用意。CPUと対戦してキャタクター毎のストーリーをより深く楽しめる。クリアするとスペシャルイラストが解放される。

定番の「バーサス」モードに加え、「チームバトル」と「エクストリームバトル」も搭載する。「チームバトル」では、複数のキャラクターを選んでチームを構成し、「勝ち抜き」、「二人団体戦」、「星取戦」など他のプレイヤーやCPUと対戦可能だ。

「エクストリームバトル」は、通常のバトルと異なる“ルール”や“ギミック”で勝敗が決まる特殊モード。ステージに走りこむ「闘牛」をかわしながら相手を先に「5回ダウン」させる、壊すと何かが起こる「ランダムドローン」でバトルの流れを変える、パネルに出された「お題」を相手より先にクリアして勝利するといったルールが用意されている。

「バトルハブ」とは別に、オンラインで複数のプレイヤーが集まって対戦できる「カスタムルーム」では、最大16名のプレイヤーが入室できるようになった。ルーム内設置された4台の筐体には「ONE ON ONE」、「エクストリームバトル」、「オンライントレーニング」を設定できるので、同時にバトルを進行できるだけでなく、好きなバトルを気軽に観戦できる。また、「オンライントレーニング」で仲の良いプレイヤーにコンボやテクニックを教えてもらうこともできる。

最新の「ランクマッチ」では、自分と実力が近い相手とオンライン対戦してリーグポイント(LP)を獲得し、ランクアップを楽しめる。特定のランクにおいて「敗北時のLP減少なし」や「ランク降格保護機能」を追加している。また、キャラクターごとにランクが設定できるようになった。ランクやリーグポイントの増減がない「カジュアルマッチ」も搭載する。

『ストリートファイター6』は6月2日の発売以降も新しいキャラクターやコンテンツを追加する。発売後のYear 1で4人のキャラクターが新たに加わる。2023年夏には、『ストリートファイターV』でデビューした「ラシード」、2023年秋には、謎めいた「A.K.I.」、2024年、年明けての冬には、同じく『ストリートファイターV』に初登場した「エド」、そして2024年春には、強き者との死合いを求め闘い続ける「豪鬼」が参戦する。

『ストリートファイター6』Year 1 キャラクター発表トレーラー

ストリートファイター6 ショーケース|2023.04.21

©CAPCOM CO., LTD. 2023 ALL RIGHTS RESERVED.