NTTドコモ モバイル社会研究所は4月13日、2023年2月に実施した情報機器の利用実態についての調査結果を公表した。
この調査は、自分用のスマホ／タブレット／パソコンを持っている人（共有のものを含む）を対象に、各デバイスをどれくらいの頻度で利用しているかを尋ねたもの。いずれも、仕事での利用を除く個人的な利用について聞いている。
スマホ所有者を対象に、スマホの利用頻度を調査した結果が次のグラフ。全体の93％がほぼ毎日スマホを利用しており、70代を除いては男女ともに9割以上となっている。70代についても男性85％／女性89％が「ほぼ毎日」と答えており、ほぼ毎日使うという人が圧倒的に多数派であることはかわらない。むしろ、10～20代などにも「週1日程度かそれより少ない」と回答している人がいるということのほうが驚きかもしれない。
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スマホの利用頻度（性年代別）
タブレットの利用頻度になると、「ほぼ毎日」という人はだいぶ減ってくる。全体では47％が「ほぼ毎日」利用しており、「週2～5日程度」が21％、「週1日程度かそれより少ない」が32％。面白いのが、男性では10代／20代／30代の若い人のほうが「ほぼ毎日」と答える人が多かったのに対し、女性では50代／60代／70代と年齢が上がるほど「ほぼ毎日」の回答が多いという点だ。
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タブレットの利用頻度（性年代別）
最後はパソコン所有者の利用頻度。全体としては66％がほぼ毎日パソコンを使っているという結果だが、年齢差／男女差がくっきり出る結果となっている。男性／女性ともに10代で「ほぼ毎日」の比率がもっとも低く、年齢が上がるにつれて「ほぼ毎日」の回答が増える。男女別でみるとすべての年代で男性のほうが女性より「ほぼ毎日」の回答が多い。もはや高齢者でもパソコンを日常的に使う人は珍しくなく、逆に若年層はスマホですべてを完結させており、パソコンでないとできない作業をするときしかパソコンを使わないという実情をうかがわせる結果だ。
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パソコンの利用頻度（性年代別）
調査概要
- 調査名：2023年 スマホ利用者行動調査
- 調査方法：Web
- 調査対象：全国・15～79歳男女
- 有効回答数：5,652件
- サンプリング：QUOTA SAMPLING、性別・年齢（5歳刻み）・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付しスマホ所有率を調査。調査結果からスマホ所有者比率に比例して再割付を実施。
- 調査時期：2023年2月
