スイスの時計ブランド「タグ・ホイヤー」から、機械式クロノグラフ「タグ・ホイヤー カレラ」の60周年を記念した新モデルが登場する。クロノグラフとクロノグラフ トゥールビヨンをラインナップし、価格は順に880,500円、2,805,000円。
カレラは1963年にリリースされ、現在でもブランドを代表するコレクションのひとつ。2023年でブランド60周年を迎えた。今回の新作のうち機械式クロノグラフは、ブラックとシルバーの「逆パンダ」ダイヤルを採用した「CBS2210.FC6534」と、シグニチャーブルーのダイヤルにカーフストラップを組み合わせた「CBS2212.FC6535」の2種類。
2種類とも、1963年発売のオリジナルモデルをベースにしつつ、フォルムに改良を加えている。39mmのケースは、腕によりフィットするよう人間工学に基づいてアップデートした。
サファイアガラスを用いた風防は、1970年代のカレラに採用されているドーム型ヘサライトガラスに似ているが、ダイヤルのエッジまでシームレスに覆うよう新開発したもの。フランジとインデックスも曲線を描き、美しさと一貫性、視認性を向上させた。
ムーブメントは新開発の自動巻き機械式クロノグラフムーブメント「TH20-00」。約80時間という長いパワーリザーブを持つ「キャリバー ホイヤー02」を改良し、双方向巻き上げ式のローターを備えた。巻き上げがより速くなり、精度も向上している。
主な仕様は共通。ケース素材はポリッシュ仕上げのステンレススチール、ケースサイズは39mm、ダイヤルはサーキュラーサテン仕上げ、ストラップ素材はカーフレザー(CBS2210.FC6534はパンチング加工を施している)、防水性能は100m。パワーリザーブは約80時間。
複雑機構のトゥールビヨン(重力による動作のズレを排除する仕組み)を搭載したトゥールビヨン クロノグラフ「CBS5010.FC6543」も登場。新クロノグラフ「CBS2210.FC6534」「CBS2212.FC6535」と同じデザインを採用した。
ダイヤルのエッジまでシームレスに覆う風防や、カーブを描くフランジ・インデックスなどがエレガントな雰囲気を演出。アジュラージュ加工を施したブルーのサブダイヤルや、鮮やかなオレンジが目を引くアワーマーカー、1960年代レースカーのダッシュボードから着想を得たという三角形の秒針も特徴的だ。
ケース素材はポリッシュ仕上げのステンレススチール、ケースサイズは42mm、ダイヤルはサーキュラーサテン仕上げ、ストラップ素材はレザー、防水性能は100m。ムーブメントはトゥールビヨン ムーブメント「TH20-09」。パワーリザーブは約65時間。